手のひらの蝶 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
4.00
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 8
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (349ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 片手首ない女の人追いついて刺すとこまでやって逃げられちゃうんかとか、殺してんのは人やのに蝶の鱗粉はどっから来たんとか、ちょこちょこ腑に落ちひんけど、一歩間違えたらSF過ぎてしらける話を読者がぞっとする現実味でかけるのは哲学も医学もやってるこの人でこそやろうな。むずくて読み飛ばしたけど専門用語がいい味出してたと思う。
    西澤怪しかったけど、伊緒と同じく祐人君は殺してないって信じたくて、じゃああの事件の第1発見者やし辻褄合わんかってなっちゃった。希望的観測落とし穴。
    西澤が噛んで人質とった所に吸血本能の影が見えるし、やとしたら祐人君の今後はもうちょい見たかったなあー。まだまだ伊緒の腕の見せどころな気がする。
    殺人現場発見の時の祐人君発見から発作の臨場感とか祐人君の虫の絵の衝撃とか血のグラスの不気味さとか、映画化と相性良さそうやなって思ったけど殺人法がグロくて無理かな笑
    参考文献に昆虫大全はちょっと笑った。
    気に入ったし他の著書も読みたい!

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1960年。現在、執筆の傍ら精神科医としても勤務を続ける。2000年、『D’Z』で横溝正史賞を授賞。2002年10月、最新刊『手のひらの蝶』も刊行。

「2003年 『DZ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小笠原慧の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×