戦争の条件 (集英社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • いつの間にやら不穏な時代になってしまったので近代以降の戦争がどんなメカニズムで起きたかを考えたかった。

  • 興味深い。一言でまとめることはできないけど、結局、(何事も)互いの理解と歩み寄りか大切なんだよなと改めて感じた。
    内容のどうこうはないけど、やや硬い言い回しが多かったかなー。
    巻末に読むべき30冊の書籍が紹介されている。

  • 侵略に対する防衛という比較的簡単な議論から始めて、「国際社会」とは何か?覇権国家、民族主義、民主主義、経済と軍事など、戦争を軸に様々な国際政治のテーマについて考察する。問題を単純化し過ぎて、議論が上滑りしている個所は少なからずあるが、おおむね偏りのない、理性的な考察に終始している。

    現代の日本ほどリベラルあるいは左翼という言葉が、(自称リベラリスト達の無能な振舞いによって)貶められている時代はない。著者が指摘する通り、TVや新聞では「白い鳥を集めてきて、鳥は白いという」議論だけが繰り返され、自分にとって都合の良い情報だけを集めて殻に閉じ込もった議論をすることが可能なインターネットでは、さらにその傾向が顕著だ。本書のような入門レベルに単純化された議論であっても、偏りの少ない分析に触れるとホッとする。

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著者プロフィール

東京大学社会科学研究所教授

「2012年 『「こころ」とのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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