荘子 古代中国の実存主義 (中公新書) [Kindle]

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  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • 「荘子」の考え方自体は好きなのですが、「荘子」自体を体系的に読んだ事が無かったので、新書版で読んでみました。1964年から読み継がれている新書という事実が凄いですよね。内容は一読して分かる内容ではあるのですが、考え方自体が奥深いため、繰り返し読まないと頭に入ってこないなぁ、という印象がありました。

    また、旧仮名や旧漢字が多かったのも読み進めるのに困難だった部分もありますね。この箇所を現代語訳してくれるだけでもずいぶんと違う気がしました。

    なんにせよ、入門書としては歯ごたえがある1冊だな、という印象ですね。他の荘子本も読んでみたいな、と思ったりしました。

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著者プロフィール

1918年大分県中津市生まれ。 1942年京都帝国大学文学部哲学科卒業。  同年10月熊本野砲兵聯隊入営。戦争末期に中国大陸に渡り、広東省で終戦を迎え、47年上海から復員。東方文化研究所(京都)助手、大阪府立北野高校教諭、愛知学芸大学助教授、京都大学人文科学研究所教授を歴任。 1974-79年京都大学文学部教授。 1980-82年京都大学人文科学研究所所長。  定年退職のあと関西大学文学部教授、北九州大学外国語学部教授を勤める。その後、故郷の中津に住み、執筆・講演活動を行う。 2001年没。 著書に、『荘子』(中公新書)、『老子』(ちくま学芸文庫)、『道教思想史研究』(岩波書店)、『魏晋思想史研究』(岩波書店)など多数。人文書院刊行の書籍に『道教と日本文化』『道教と古代日本』『中国の哲学・宗教・芸術』『「馬」の文化と「船」の文化 古代日本と中国文化』『タオイズムの風 アジアの精神世界』がある。

「2018年 『「馬」の文化と「船」の文化 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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