松浦 武四郎(まつうら たけしろう)
1818年3月12日 - 1888年2月10日
幕末から明治にかけての探検家、浮世絵師、著述家、好古家。16歳から日本国内をめぐり平戸で僧となるのだが、親兄弟を亡くし天涯孤独の身となって、還俗して蝦夷地探索に向かう。江戸幕府から蝦夷御用御雇となり、「東西蝦夷山川地理取調図」を出版。1869年に開拓判官となり蝦夷地に「北海道」と命名した。北海道各地の名を、アイヌ語地名を参考にして選定した。
代表作に『アイヌ人物誌』、『三航蝦夷日誌』。北海道の礎に寄与した功績から、『松浦武四郎選集』刊行、そして多くの伝記文献・伝奇小説も記されている。