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- / ISBN・EAN: 4907953043763
感想・レビュー・書評
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BSシネマで鑑賞
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メリル・ストリープの演技にばかり目がいってしまうのは、脚本や演出が今一つで映画としては二流だからだろう。3度目のオスカーを受ける作品としては弱すぎる。「クレイマー・クレイマー」「ソフィーの選択」と比較すべくもない。凡作。
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いきなり痴呆気味のサッチャー氏が出てきて、過去と交差する。メリル・ストリープが見事だ。「ペンタゴン・ペーパーズ」でも新聞経営者を演じていたが、こちらのサッチャーの方がまるで本物のサッチャーが乗り移っているようだ。バリバリの首相時の演技はもちろん、この最晩年の夫の幻影と暮らす「偉大な過去を持つ老女」の姿が見事だ。
・・しかしこの晩年の部分は少し多すぎやしないか。ギンズバーグを描いた「ビリーブ」は若い頃から時系列に追って見てると共に苦難を乗り越える感じだったが、これは晩年の孤独がすごく強調され、現役を退いて、さらに死ねば皆同じだね、という寂寥感を感じた。描かれる人が今だ現役とのちがいか。
しかし、サッチャーは15年も党首(11年首相)していたのだ、と改めて感心した。やはりその偉業はすごい、というのを映画で実感した。自伝本を読んでみたくなった。
2011イギリス
2019.10.18BSプレミアム -
若い頃はみんなやる気なのになあ(+_+)
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主演メリルストリープの演技が素晴らしい。幅広い年齢層を演じていた。
トップに立つ人間の寂しさ、孤独が読み取れた。
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イギリスの女性初の首相になったサッチャーの晩年。
幻想と現実の狭間で過去を振り返る。
メリル・ストリープの再現っぷりが半端なくて、かえって集中できなかったよww
でも、強さの中に、ふっと弱さをにおわせたり、かわいらしさを見せたり、やっぱり上手い。
上手すぎて…。
と、話は、わりとざくっとすすんでいくので、やっぱり彼女にシンパシーを感じるのは難しいかったな。
いや、むしろそれを狙っていたのか?
最後まで、孤独に戦うことを選び続ける彼女だからこそ、見ているものにも安っぽいシンパシーはいらないということなのだろうか。
夫に先立たれた悲哀は、胸が痛かった。
でも、それもまた彼女個人だけのもので、誰とも共有しようとはしないんだよね。
うん。
孤高の人の物語だった。 -
見て損はない
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その他の議員はこれを観てどう思うんだろうと、そこが気になる。
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老いは誰にでもくるものだけど、昔活躍した人であればあるほど、目も当てられないというか悲しいというか…撮影技法も最後幻覚の夫が靴を履かずにいなくなるだとか、凝ってると思った。もっと史実に詳しければ内容が面白く感じたかもしれない。