新装版 ハゲタカ2(上) (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • またまた面白い!
    鷲津かっこいい!

  • 経済に疎いので、企業の相関図を理解するのに根気がいった。登場人物の衝撃の発言の衝撃さを理解するのに、経済や政治への常識感覚が必要。読み進めると次第に慣れて面白くなってくる。

    ストーリーとしては、この上巻の内容が本当に必要なのか謎だった。上巻だけで完結している気がする、もしくは下巻に対して上巻は不要な気がしてしまう。

  • いきなり、アランが死んだ。
    まさかそんな始まりになるとは。

    日本の伝統企業 鈴紡が破綻しかけている、それを取締役、銀行、ドメスティックファンド、鷲津のファンドなど色々なステークホルダー達がどうやって得をするのか、跳梁跋扈している。

    鷲津のファンドが稼ぎ頭の化粧品事業部を買収するかと思われたが、国が横槍、さらにはアメリカ本社からのストップがかかる。

    鷲津はどうする?下巻へ

  • ハゲタカシリーズ第二弾。一作目同様一気に読み切ってしまいました。
    鷲津の旧態、既得権益者、権力に挑む姿が本当にかっこいい作品です。

  • 鷲津にはこの国は「絶望の大陸」にしか見えない。長い歴史の中で熟成された御上に盲従する社会、事なかれ主義を尊ぶ為政者、そして何が起きているのかを見ようともせず、日々の暮らしに享楽する人々……

    〝大事なのは、最後に勝てばええってことや。最初はわざと負けて相手の財布を広げさせて、最後で獲ればよろしい。ガツガツしたもんは必ず負ける〟

    上原ひろみという若い才能のパッション

    ファーストアルバムの冒頭の曲「XYZ」が激しいリズムでGT3と戯れている。

    いざ行かん、闘いの場へ。神よ我に力を与えたまえ。 柄にもない言葉を胸の中で静かに唱え、鷲津政彦は、真っ黒な怪鳥が控える駐車場に向かった

  • 某企業の買収の話。
    実際の話とからめてるのでリアリティがある。
    前回活躍した人も一部登場。
    ほんと、話は面白いんだけど終わり方が…
    下巻の冒頭を読んでビックリする。

  • 何故人間はかくいきたいと思ったように生きることができないのか。それを煩悩と呼ぶのは簡単だが、それではあまりにも無責任だ。
    人間堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。
    人は生き、人は堕ちる。
    堕落論。

  • ハゲタカの続き。銀行やファンド、メーカーの人々の駆け引きが書かれている部分が面白い。

  • 国際金融を舞台に面白い経済小説。

  • ハゲタカシリーズ第2弾、前回のラストのために日本を離れて、放浪の旅をしていた鷲津、そして日本に帰ってみると、後を任せたアランの謎の死、そしてハゲタカがよみがえる。
    今回は大企業同士の合併を舞台にハゲタカが舞う。どれも実際の合併ばなしをベースしていてなかなかリアリティがあると思った。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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