- Amazon.co.jp ・電子書籍 (196ページ)
感想・レビュー・書評
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《後悔なんてしないっっ
しちゃダメだっ
だって
私のした事は
ぜったい
まちがってなんか
ない!!》
「3月のライオン」で1番辛い、ひなのいじめについてのお話。
零とひなたの関係を描くうえで、不可欠のエピソードなんだと思うが、読んでいて辛くなっちゃうな。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
島田の地元エピソード、ひなのイジメエピソードのはじまり
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静かに燃える人。
棋士にはそんなイメージがある。
教室の中心でわいわい騒ぐ人ではない。
どちらかというと隅でひっそりと、
目立たず佇んでいる。
自己主張が強い、存在感溢れるというより、
背景になじみ同化する。
でも話してみると、熱い想いを持った人。
強い意思を感じさせる人。
思わぬ熱量にびっくりさせられる。
我慢強く、粘り強く、
時間を忘れ考え続けることができる。
黙々淡々とやるべきことに取り組む。
なんとなく寒い地方出身のイメージもある。
そうしたイメージがステレオタイプにすぎないと、
この物語は教えてくれる。
教室でも人気者になりそうな
陽のイメージをまとった人もいるし、
うっかり者、お調子者、おしゃべりさんもいる。
けれど、それでも明らかに、
棋士は静かに粘り強く、
耐え抜く人であると感じさせられる。
勝負の厳しさを知り、傷ついた者の辛さを知り、
それでも戦い続ける勇気を持つ。
この漫画を読み始めたきっかけは、
いじめにどう対したらいいか、
その答えがこの物語の中にあると
ある人から聞いたからだった。
誰にとっても独りぼっちは辛い。
他者から攻撃されれば傷つく。
周囲がすべて敵であれば絶望に襲われる。
同調圧力に支配された組織は、
時に自分を守るための生贄を求める。
生贄の死によって自身の安全を守る。
そこに手を差し伸べるには、大きな勇気がいる。
逆に言えば勇気があれば、可能だともいえる。
棋士の強さや勇気よ、人としての大きさよ。 -
アニメの第2期はここらへんからだったな( ´ ▽ ` )ノ
つらく重苦しい、ひなちゃんのいじめ編……(T_T)
アニメ版同様、原作も素晴らしい出来だった( ´ ▽ ` )ノ
「聲の形」と並んで、中高生や教育関係者にぜひ読んでほしい作品( ´ ▽ ` )ノ
2020/07/27
#1069 -
島田八段の雨降らし力に盛大に笑わせてもらった幕開け。人身御供に差し出されたのは伊達じゃないんだ。新学期がはじまった零も、ひなちゃんもそれぞれに苦労するわけで。特にひなちゃんのくだりは涙ぐんでしまう。泣きながら「私のした事はぜったいまちがってなんかない!!」と叫ぶひなちゃんに救われたのは零ちゃんだけではない。
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将棋指したくなってきた。過去に遡って救われるというのは、森博嗣を読んでいてたまにあったりする。