トゥルース

アーティスト : ジェフ･ベック 

• ワーナーミュージック・ジャパン

感想・レビュー・書評

[たださんの感想 · 2020年3月19日]

１９６８年に発売された、ジェフ・ベックのファーストアルバム。

とはいっても、実質はジェフ・ベック・グループといってもいい、バンド形態である。

メンバーは他に、ロッド・スチュワート、ロン・ウッド、ミック・ウォーラー、ゲストに、ニッキー・ホプキンスと、今、考えると、すごく豪華である。

ジェフ・ベックを聴き始めたのは、ここ２、３年で、それ以前は、ギターの上手い人というイメージしかなく、聴かず嫌いでいた。

このファーストは、へヴィーなブルース・ロックがメインで、ベックのギターは、ゆったりとしながらも激しく、存在感がある。味のある感じというよりは、ロックスピリッツに溢れた感があり、聴いてて、体が熱くなる。

もちろん、熱くなるのは、ロッドのヴォーカルもあるのは、間違いなく、所々のホプキンスのピアノも効果的で、印象に残る(「YOU SHOOK ME」、「BLUES DE LUXE」など。前者は、レッドツェッペリンのファーストでも、取り上げられている)。

また、唯一のアコースティックナンバーの「GREENSLEEVES」の清涼さが、解説にも書かれていたが、以外に、心に残るものがあった。