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感想・レビュー・書評
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本編読了 なぜ落語調?
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『鼻』ってカフカが同じお題で書いたら実存チックになるんだろうけど、ここはロシアだヴォトカでも飲めや。
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解説でも言及がありましたが、ゴーゴリの一見真面目さの中に支離滅裂さ、愉快さというのは読んでいて面白いです。査察官のラストは思わず声を上げて笑ってしまいました。これで風刺的であると批判を受けて驚いたらしいゴーゴリ?にこっちが驚きです。あと本書の場合、訳文が落語調なので癖があるかもしれません。
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読了。落語風に翻訳してあるんだけど、内容も完全に落語だった。一番落語だったのは「鼻」で(蛇足ながら先にショスタコーヴィチのオペラを知っていて、原作を読んでみようと思ったのだ)、鼻が服を着て歩いているシーンなど、想像するだに笑ってしまう「頭山」的なシュールさがある。と思って読んでいたら、訳者あとがきに、まさに「頭山」に似てるということが書いてあった。日本人ならだれでも共通の想起をする話なのだろう。そして、これも光文社のシリーズだけあって非常に読みやすい翻訳だった。
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