人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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  • 【概略】
     アインシュタインからの「人はなぜ、戦争をするのか?」という問いかけに対するフロイトからの返信。その他、自己破壊的な衝動を分析した「喪とメランコリー」、人間は自我・超自我・エスの三層からできているという考えを展開した「精神分析入門」なども収録。

    2019年04月27日 読了
    【書評】
     講談社学術文庫の訳との違いを知りたくて購入。
     確かに、違う(笑)アインシュタインに対する返信については、イメージとしては、こちらの方が近いかも。
     予定外だったのが、元々「平和」について調べものをする必要がある中でたどり着いたアインシュタインとフロイトの意見交換で、その訳の比較をしたかっただけなのに、「精神分析入門」なども収録されていたこと。いやはや、難しい(笑)
     興味深かったのは、喪とメランコリー、そして鬱病の部分において、自分に対して卑屈に、自らを非難しているのは、実は相手を非難しているのだというくだり。自分というフィルターを通すことで逆に自己防衛をしていることになるのかな?
     ☆2つという結果は、これはやはり、僕自身のこの分野に対する理解力の問題。
     そして、本の内容とは違う、仕様の問題で、もう一つ。今回、Kindle で購入して読んだのだけど、翻訳者(?)による解説ページまで読み進んだ状態で、ページをめくると、文中に、フロイトの本文に戻るリンクに当たってしまい、強制的に本文箇所にとぶ。何度か迷子になってしまった(涙)
     やはり、自分のジャンルではない書籍は、紙媒体で読んだ方がいいのかな・・・と、はじめて思った次第。

  • 「喪とメランコリー」「不安と欲動の生」読

  • 私の理解力ではわからなかった

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著者プロフィール

Sigmund Freud 一八五六―一九三九年。オーストリアの精神科医、精神分析の創始者。モラビア地方の小都市フライベルク(現・チェコのプシーボル)にユダヤ商人の長男として生まれる。幼いときにウィーンに移住、一八七四年ウィーン大学に入り、八一年医学の学位をとる。開業医としてヒステリー患者の治療を模索するなかで、従来の催眠術と決別する精神分析療法を確立。二十世紀思想に決定的ともいえる影響を与えた。

「2019年 『精神分析学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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