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- Amazon.co.jp ・雑誌 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 4910033230243
感想・レビュー・書評
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【生き方】夢を持つべきか(雑誌ゲーテ2014/2月号より)/村上龍/20140204(7/182)
「小さい頃から夢を持ち続け、それに向かって努力し続けて、ついに夢はかなった。みんなもぜひ夢を持ってほしい。夢に向かってがんばればいつか現実になる」子供たちは、そういったコメントを聞いて、夢を持たなければならないんかと考えるようになる。一種の合成の誤謬(*)だ。夢を抱くことを結果的に強要させるのには違和感がある。夢の必要性や重要性が過剰に情報として流されるのは、実は夢を持つのが難しい社会だからだ。社会に希望が満ちていれば、夢という言葉を多用されず、子供たちは自然に将来についてポジティブに考えるようになる。
「夢というより目標といった方がいいかもしれないが、あったほうがいい。しかし、自分にはないからとがっかりする必要はない。好奇心を失わず、興味があることに積極的に接していれば、いつか必ず何かに出会う。そのための時間も、若者はとても多く持っている。」
*ミクロの視点では正しいことでも、それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、かならずしも意図しない結果が生じることを指す経済学の用語。
=>気にする何かをやっていれば、いつか道は開ける、従流志不変、にも似た考え。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
特集は実例も多くて面白かったです。
特集以外のところは初めて読みました。
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