ギフト [Kindle]

著者 :
  • イースト・プレス
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感想・レビュー・書評

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  • ギフト、贈り物をモチーフにした20編のショートストーリー集。
    一つ一つの話の間に関連性はないが、主人公の年恰好は、おおよそ共通している。
    20代半ばから30代半ばまでの未婚の女性。なんらかの仕事を持っており、恋人がいたりいなかったり。そんな彼女が、贈り物を貰ったり、あるいは贈ったり。
    初出がクレジットカード会社のPR誌だったり、デパートのPR誌だったりするので、基本的にハッピーエンド。PR誌をじっくりと読む人も少ないだろうので、5-10分くらいで読めて、じんわりと幸せな気持ちになれる。また、自分にとっての大事な人に、自分はちゃんと感謝の気持ちを表しているかな、等と考えてしまう。

  • 優しい気持ちになれる

  • 心温まる本。
    自分の気持ちが満たされてる時に読んだらもっと満たされそう。

  • ゼクシィとかマルイのキャンペーンとかに挿入された話のようで、結婚にまつわっていたり、自分へのギフトを買いたくなるような短編集。前半は自分へのギフトの色が強くて、身に纏うものひとつで、空気や気分が変わるものだよな、とあらためて思わされる。短い短いお話に、ギフトって日常にそっと挿入させるものだなって感じさせられる。

  • クリスマスプレゼントを届ける話が良かった

  • 「ささやかな光」というタイトルの短編が最高でした。グッと胸を打たれた感覚になります。

    自分の人生を見つめ直すいい機会でした。これだから小説はやめられない。

  • "忙しさの中で見落としている「贈り物」をあなたへ"というキャッチコピー。

    "たとえば海の明るさに、手の温もりに、なにげないひとことや一本道に、あの人のジャケットに、ときには助けられることがある。
    なんでもない日々の中、『ギフト』はいつも私たちのかたわらにある。"

    毎日が"ギフト"って原田マハさんっぽくて温かくて心地いい。
    じゃあ、私の今日の"ギフト"は、きっと、心が温まるこの本に出会えたことなんだろうな。

  • こんな短い物語なのに、1話1話にこのひと場面が切り取られる前後の長いストーリーが思い浮かばれる。それは原田マハ先生だからこそ成し遂げられる事なのかもしれない。しかも、そのどれもが自分でも身に覚えのあるようなひと場面で、懐かしいような温かいような気持ちになる。さらっと小一時間で読める作品集でした。

  • 幸せで、ほんわか心が温かくなる本です。私は既婚者ですが、もう一度結婚までの道のりを味わいたくなりました。

  • 「慌ただしい日常の中に潜む小さな幸せを描き出す、心温まる20の物語(ギフト)。」読了後にそう書かれたあらすじを読んで、日々の中にある幸せに気付けるよう、丁寧にゆっくりと生きていきたいと強く感じた。
    短編小説、本当にショートなので、サラッと読める物語が集められている一冊。どれがいいかは悩んで選べませんでした。
    仕事や恋愛、人間関係、夢、何か悩みや不安に立ち止まってしまいそうになった時に開きたい一冊です。

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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