- Amazon.co.jp ・電子書籍 (84ページ)
感想・レビュー・書評
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淡い微風のようなショートショート20篇。全編、甘い幸福感に包まれている。アラサーくらいまでの女性向けの作品(たぶん)。男向けの読み物じゃないな。
「この風がやんだら」「雨上がりの花」「夏の灯」「輝く滑走路」「コスモス畑を横切って」「真夜中の太陽」「贈り物を探しに」「12月のカレンダー」「ポケットの中の陽だまり」「サウスショア・ピクニック」「そのひとひらを」「ドライブ・アンド・キス」「茜空のリング」「小さな花束」「15分の春」「聖夜、電車に乗って」「ささやかな光」「窓辺の風景」「花、ひとつぶ」「薬指の蝶々」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ギフト、贈り物をモチーフにした20編のショートストーリー集。
一つ一つの話の間に関連性はないが、主人公の年恰好は、おおよそ共通している。
20代半ばから30代半ばまでの未婚の女性。なんらかの仕事を持っており、恋人がいたりいなかったり。そんな彼女が、贈り物を貰ったり、あるいは贈ったり。
初出がクレジットカード会社のPR誌だったり、デパートのPR誌だったりするので、基本的にハッピーエンド。PR誌をじっくりと読む人も少ないだろうので、5-10分くらいで読めて、じんわりと幸せな気持ちになれる。また、自分にとっての大事な人に、自分はちゃんと感謝の気持ちを表しているかな、等と考えてしまう。 -
3.4
一話一話がかなり短い短編集
そこそこ面白かったが、流石に短すぎる。 -
日常のほっこりする場面の短編集。読みやすかった。
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ほんのり温かいワンシーンが描かれている感じ。
20代30代に読んだら感じ方が違ったかも知れない。今の私にはくすぐったい。 -
優しい気持ちになれる
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心温まる本。
自分の気持ちが満たされてる時に読んだらもっと満たされそう。 -
ゼクシィとかマルイのキャンペーンとかに挿入された話のようで、結婚にまつわっていたり、自分へのギフトを買いたくなるような短編集。前半は自分へのギフトの色が強くて、身に纏うものひとつで、空気や気分が変わるものだよな、とあらためて思わされる。短い短いお話に、ギフトって日常にそっと挿入させるものだなって感じさせられる。
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クリスマスプレゼントを届ける話が良かった
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「ささやかな光」というタイトルの短編が最高でした。グッと胸を打たれた感覚になります。
自分の人生を見つめ直すいい機会でした。これだから小説はやめられない。