ギフト [Kindle]

著者 :
  • イースト・プレス
3.23
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本棚登録 : 597
感想 : 75
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感想・レビュー・書評

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  • 淡い微風のようなショートショート20篇。全編、甘い幸福感に包まれている。アラサーくらいまでの女性向けの作品(たぶん)。男向けの読み物じゃないな。

    「この風がやんだら」「雨上がりの花」「夏の灯」「輝く滑走路」「コスモス畑を横切って」「真夜中の太陽」「贈り物を探しに」「12月のカレンダー」「ポケットの中の陽だまり」「サウスショア・ピクニック」「そのひとひらを」「ドライブ・アンド・キス」「茜空のリング」「小さな花束」「15分の春」「聖夜、電車に乗って」「ささやかな光」「窓辺の風景」「花、ひとつぶ」「薬指の蝶々」

  • ギフト、贈り物をモチーフにした20編のショートストーリー集。
    一つ一つの話の間に関連性はないが、主人公の年恰好は、おおよそ共通している。
    20代半ばから30代半ばまでの未婚の女性。なんらかの仕事を持っており、恋人がいたりいなかったり。そんな彼女が、贈り物を貰ったり、あるいは贈ったり。
    初出がクレジットカード会社のPR誌だったり、デパートのPR誌だったりするので、基本的にハッピーエンド。PR誌をじっくりと読む人も少ないだろうので、5-10分くらいで読めて、じんわりと幸せな気持ちになれる。また、自分にとっての大事な人に、自分はちゃんと感謝の気持ちを表しているかな、等と考えてしまう。

  • 3.4
    一話一話がかなり短い短編集
    そこそこ面白かったが、流石に短すぎる。

  • 日常のほっこりする場面の短編集。読みやすかった。

  • ほんのり温かいワンシーンが描かれている感じ。
    20代30代に読んだら感じ方が違ったかも知れない。今の私にはくすぐったい。

  • 優しい気持ちになれる

  • 心温まる本。
    自分の気持ちが満たされてる時に読んだらもっと満たされそう。

  • ゼクシィとかマルイのキャンペーンとかに挿入された話のようで、結婚にまつわっていたり、自分へのギフトを買いたくなるような短編集。前半は自分へのギフトの色が強くて、身に纏うものひとつで、空気や気分が変わるものだよな、とあらためて思わされる。短い短いお話に、ギフトって日常にそっと挿入させるものだなって感じさせられる。

  • クリスマスプレゼントを届ける話が良かった

  • 「ささやかな光」というタイトルの短編が最高でした。グッと胸を打たれた感覚になります。

    自分の人生を見つめ直すいい機会でした。これだから小説はやめられない。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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