ニシノユキヒコの恋と冒険(新潮文庫) [Kindle]

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  • 頭の中にニシノユキヒコを思い浮かべながら。

  • 読了

  • 【新潮文庫2014夏の100冊28/116】解説を読んでビックリ!私も半分位から太宰の人間失格かよ(-ω-;)って思った(笑)柚木先生の伊藤くんAtoEの伊藤にも似てる。ただ、ニシノさんはどことなく母性をくすぐる憎めない愛らしさがある。結果、女性は怒らず、ニシノさんを可哀想だと思うし心配しつつ自分では背負えないから離れていく。結局、ニシノさんは姉ちゃんを愛してたんだよねー。決して満たされないし、確かめることも出来ないから他の女をかじってみてる感じ。女性では例さんの感覚はわかる。「ちょっといい」の価値判断。

  • 「すべて」を手にしているようで、一番手にしたいものがすり抜けていく男の愛すべき空しさ、あるいは滑稽さ。

  • ニシノくんは、もてる。けれど、なぜかいつもフラれてしまう。彼女たちはニシノくんのどこに惹かれ、どうして去っていくのか。ニシノユキヒコと女性たちをめぐる短編集。

    川上弘美は初めて読んだ。恋愛短編集も久しぶり。やっぱり短編集は、どこか物足りないかなぁ。ただ、この本は構成が面白かった。ニシノくんが学生だったり、大人だったりするので。

    私にはあまりニシノくんの良さがわからなかったのが残念で…。ニシノくんは女性たちに何を求めていたのだろうか? うーん…。

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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