白痴 [Kindle]

  • 佐和出版
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  • 内容紹介
    スイスの精神療養所で成人したムイシュキン公爵は、ロシアの現実についで何の知識も持たずに故郷に帰ってくる。純真で無垢な心を持った公爵は、すべての人から愛され、彼らの魂をゆさぶるが、ロシア的因習のなかにある人々は、そのためにかえって混乱し騒動の渦をまき起す。この騒動は、汚辱のなかにあっても誇りを失わない美貌の女性ナスターシャをめぐってさらに深まっていく。【Amazonより】

    文庫の上下巻で読みました。

    テンポがいいわけでもなく、盛り上がりがあるわけでもなく、いわゆる「文学作品」なのでけっこう時間かかっちゃいました...

    人物の心象風景が多くある、群像劇かなと思いつつ、途中でやめることは出来ないくらいに登場人物に入り込んでたのは事実。

    だから時間はかかったけど、完読出来た。

    主人公は内面が美しい人。
    「白痴」と言う言葉は扇情的だけれども、ロシア語では「おばかさん」くらいの意味だそうで。

    主人公は、とても素直で、正直で、人のいい面を見ることが出来る人。

    当時は(今でも?)きれいな心の内面を表現することは、逆に礼儀知らずだったのかも知れません。

    でもだからこそ、主人公が自分のイメージとはずれた行動を取るとちょっと失望してしまったり(´・ω・`)
    歴史的背景も含めつつ、再読してみたい作品。

    いやしかし、「文学」から離れ過ぎてリハビリ必要感は否めない>自分(o_ _)o.。oOO

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著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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