- Amazon.co.jp ・雑誌 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 4910019750444
感想・レビュー・書評
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SFマガジン名物、BLとSF特集を読む!第二回。SF作家にBLを書かせた前回も大変良かった。ぎこちなさとそれ、アリ?!な感じが。今回はBL作家にSFを書かせる!なにこれ、面白すぎる。
樋口美沙緒先生の一億光年さきにきみがいてもがめっっちゃくちゃに良かった。榎田尤利先生、実は初めて読んだのですが好きだーーーそして最後の著者紹介で、BL畑の方々がBL星からきました。と自己紹介していて笑った。
評論もとても面白くて、特におにぎり1000米先生の紹介されてた翻訳文学は全部読みたい…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
BLに馴染みがなく興味もさほどない私であるが、今回の特集はなぜだか分からないが楽しめた気がする。世の中にはこのようなジャンルがあるのかという驚きもあるが、ジェンダーSFのひとつとして考えたら素直に受け入れられたような気がする。若干、BLに理解を示さない人向けに振ったのだろうか。まあ、編集方針としてそれは正解だと個人的には思う。
読み切り作品では「テーマ」(草上仁)の、辻褄が合ってないような気がするが、それ以上に不思議な世界を描く作品が良かった。 -
[ピーター・ワッツ]遊星からの物体Xの回想
読了日:2014年04月17日
[クリストファー・プリースト]否定
読了日:2014年04月14日 -
酉島伝法さんは結構、好きだな。
ピーター・ワッツは人間以外が主人公というのが好きなのでしょうか。 -
“「久しぶりの物理宇宙はどうだい」
と祖母が訊ねる。
「そうだね」とわたしは考え込む。「悪くないね」と口が勝手にわたしの声で応えている。それはこのわたしというエージェントの反応だったが、当然ながらわたしも全く同感だった。そう、悪くない、とわたしは窮屈な制服を通して伝わる背中の冷たさを楽しみながら、同じ言葉を口の中で繰り返し、それを自分の感想のように感じている。”[P.136]
「エピローグ <プロローグ>」円城塔