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- / ISBN・EAN: 4988104850119
感想・レビュー・書評
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前にNHKBSでやってたのを録画視聴。
ヌルくないゴジラ、いい…!
人間は愚かだと徹底して描いてる。バカ騒ぎに興じる若者、面白さ優先のマスコミ、判断を誤る上層部、そして以前の悲惨さを忘れてしまう人々…
容赦なく一般人も防衛軍人も殺し、街を激しく壊し燃やす演出も、「死と破壊をもたらすゴジラ」という根源を改めて考えさせられるというか。すごく初代を意識している作品なんやね。
戦争とか原爆とか軍隊とか、そういったものをストレートに想起させてくるし。
ゴジラの放射熱線ががっつりきのこ雲を作ったり。
今回のゴジラさんは白目。
理性とかがぶっとんじゃってる系ってことなのか。
人間の怒りや無念や悪意が狂暴な形をとったものという作中の解釈そのもの。
くに(ていうか自然という解釈かな)を護る神たちさえ、その人間の負の想念の塊に負けちゃうという。
くにを護る神獣、というオカルトめいた伝承の設定と演出も雰囲気が出てて超いい。
と、途中まではこれは名作や!と息を呑みながら観てたんですが、主人公親子は死なない補正入っててちょいと興ざめ。
モスラの死によってパワーアップ、とご都合ファンタジー展開辺りから雲行きが…
親子愛のドラマは別にいらんかったな…
知恵と勇気で勝つんじゃなくて、愛と気合で勝つとか絶対だめでしょおおお。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第25作目。
日本を襲ったゴジラ(初代)を撃退してから半世紀が経とうとしていた。
新潟県・妙高山で赤い怪獣が出現。
鹿児島県・池田湖では怪獣の吐いた糸による繭に包まれた状態の遺体で発見されるという、怪事件が続出した。
民法BS局のリポーター・立花由里(新山千春)は、事件の場所が「護国聖獣伝記」に記されている3体の聖獣バラゴン・モスラ・ギドラが眠る場所に一致していることに気付いた・・・
というプロローグ。
ヘタなCGの乱用ばかりが目立つオカルト作品。
初代と同種なのかゴジラが小さい。
(しかも白目向いてる)
で、キングギドラも弱いし・・・
SF交響ファンタジー(ゴジラのテーマ)や伊福部マーチの使いどころ間違ってるし。
佐野史郎さんよくこんなのに出たなぁ。
ミレニアムシリーズでは「FINAL WARS」に次ぐ駄作でしょう。