汗をかかずにトップを奪え! ~『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾~ [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • サラリーマンとして出世するノウハウを詰め込んだ本。
    今の時代の流れとは逆行するかもしれないが、出世=転職や独立にも有利に働くという考えには賛成。

    そして、人は半径五メートル内の人間関係に常に悩まされると言うのは本当にその通りだと思う。
    ただ、本書の内容の半分位は納得したが、半分は賛同しなかった。
    特に職場の人間と本音で腹を割って話すと言うのはどうかなと。
    半径五メートル内のただでさえ近い人間関係をより近づけるのは諸刃の刃で危険である。

    職場でも友人でも、家族でも言えることだが、長く良好な関係を維持するために必要なのは、ほどよい距離感である。
    自分の話を聞いて欲しい人間が多い一方で、プライベートなことや自分のことを、ほとんど話さない謎に包まれたミステリアスな人がいたら、なかなか魅力的だと思うが。

  • 確実性、フットワーク、忠誠心。パイプ役になれる
    いいやつだ、と知られる努力をする
    目の前にいる人にこそ本気で語りかけるべき
    賢いやつだと思われる必要はない、面白いやつだと思われればそれでいい
    周囲から文句が出ない存在になれ
    切り替えなくてもいい、高低で考える

    指名される技術
    一緒にいると楽しい∶大声で笑っておく
    名前で呼ぶ
    ミスを恐れず大胆に行動する

    畳水練∶畳の上で水泳の練習してるような、気分は盛り上がっても実効性がまるでない
    今の場所でしっかり掴む、今の場所で極めてみる
    仕事の正体を見極める、やらされてるわけじゃない
    半径5メートルの人間関係に気をつけろ∶ストレス源になる
    ストレスの正体を暴き出せ、自分は何にストレスを感じるのか?
    資格バカより仕事バカが求められている、資格バカは擬似的な成長と達成感を味わっているだけで能力も高くないくせに自己顕示欲が強い

  • 汗をかかずにトップを奪え (三田紀房)

    ■仕事とは、自分の意思で選んだ大いなる暇潰し
    ・仕事はしょせん暇つぶし
    ・他にやることがない、孤独に耐えられないからしているだけ。

    ■頑張りが認められないのは当然
    ・会社は中立公正な組織ではない
    ・頑張りは認められるわけではない
    ・結果を出しても、経営陣の一存で評価の度合いは変わる。

    □外に目を向け仕事は探し続ける。
    ・新しい顧客・新しいマーケット・新しいビジネスチャンスを探し現金化する。
    それが仕事である

    ■自分が何に対してストレスを感じるかを知る
    ・ストレスの大小によって仕事を選んでいく

    ■会社の看板をしゃぶりつくす
    ・人生はどう転ぶか分からない。長期目標は絵に描いた餅
    ・とりあえず会社で「そのとき」に備える。
    ・地盤/看板/カバンを使いこなす
    ・出世のために①人脈②無駄がない③敵がいない→スムーズに出世

    ■いい部下
    ①確実性:自分や会社に迷惑をかけず、常に平均点以上の仕事
    ②フットワーク:面倒な仕事を率先して片付けてくれる
    ③忠誠心:自分に牙をむくような真似をしない
    ・外部にこそ仲間を作る

    ■自分を発信する
    ・相手が理解してくれないのは、自分が理解してもらう努力を怠っているから
    ・動くべきは相手ではなく、まず自分

    ■聞く技術でトップの心をつかむ
    ・頭のいい人・コミュニケーション能力の高い人は難しい話をしない。
    ・どんなに高尚な話でも、中高生でも理解できる優しい言葉で語ることができる。
    ・相手の要望をかぎ分ける
    ・大事なのは、どれだけ「言われていないこと」をやれるか

    ■オンとオフを切り替えない
    ・切り替えスイッチなどない。
    ・HIGHとLOWで考える

    □最後に勝つのは要領の良い頭のいい人
    ・仕事にしろ勉強にしろ、最後に勝つのは頭のいい奴
    ・容量がよく、合理的で、戦略性をもって、テクニックをふんだんに駆使して、最小限の労力で最大の成果を出す。
    ・仕事は終わらせない。LOWのままでいつでも入れるようにする。
    ・仕事を「仕事」と「作業」に分ける

    ■会社員のゴール
    ・いつでも辞められる準備をしておく
    ・社内で指名される社内個人事業主になる

    □指名される技術
    ・大声で笑う
    ・名前で呼ぶ
    ・人間関係をマーケットで考える
    自己演出:セルフプロデュースの意識
    ・ミスを恐れず大胆に行動する。

    ■無理して120%を出さない
    ・あいつ抜きでは回らないと思わせる
    ・時には断って希少価値を上げる

    □仕事力とは、生きる力
    ・みんな一律でだまされている中、現実に気づき、対策を講じる。
    ・仕事は全て人の問題に帰結する。
    ・どれだけ多くの仲間に囲まれているか、どれだけ人生を楽しんでいるかが、
    最終的な仕事力を決める

  • いつでも会社を辞められる人間になる

    日本人は田んぼが気になるのだ
    だから仕事のスイッチはオフにせず、起動するのにエネルギーを消費しない状態にしておく

  • 【内容】サラリーマンへの提言
    【主張】いつでもやめられる準備をしろ
    【書評】会社の仕事に汗水流して働いても、仕事で使うスキルしか身につかない。どこでも生きていける自分のスキルは、仕事では身につかない。
    【気になるフレーズ】
    ・安い賃金で働く若者が、高い賃金の中高年を支えている
    ・成果主義は若い連中の定期昇級を行わないためのシステム
    ・NBAは畳水連
    ・大切なのは、起業することではなく、いつでもやめられる準備をしておくこと
    ・仕事は大いなる暇つぶし
    ・会社は中立公正でない
    ・欧米は狩猟民族、日本は農耕民族
    ・ミスの9割は頭を下げれば許してもらえる
    ・使われるのが嫌なら、使う側に回る
    ・騙されるのがイヤなら、騙す側に
    ・社会のルールに文句をつける前に、ルールを作る側に

  • アンリミテッドにて読了。

    面白かったが、自営業には関係ない話しも多かった。人間関係という面からはおおいに参考になる。

    下記にハイライトした箇所をコピペ(アンリミテッドゆえの欠けあり):

    12
    黄色のハイライト | 位置: 258
    転職のデッドラインは三〇歳だ。厳しいことを言うようだが、三〇歳を越えたら、もう転職は考えないほうがいい。転職者としての賞味期限が切れているのである。


    黄色のハイライト | 位置: 288
    即戦力を求めているということは、生え抜きのエリートが育っておらず、またこれから育てる余裕もない、ということの裏返しなのだ。


    黄色のハイライト | 位置: 445
    その自分の性格や考え方を変えもせず、ただ形だけ転職したところで、必ず同じような「半径五メートル」の悩みが待っている。


    黄色のハイライト | 位置: 554
    必要なのは「自分探し」ではなく、一段ずつ自分を積み上げていく「自分づくり」なのである。


    黄色のハイライト | 位置: 856
    対人トラブルを起こしやすい人、他者から嫌われやすい人には、ある共通した特徴がある。それは「 誤解」だ。


    青色のハイライト | 位置: 1,113
    ところが、問題はその「勢いに乗る」までに時間がかかること


    オレンジ色のハイライト | 位置: 1,119
    そこで出てくるのが「 主電源を切らない」という考え方


    黄色のハイライト | 位置: 1,124
    あと一ページ、あと一歩で終わるというところで、あえてストップしておく。そして翌朝、その「続き」から始めるの


    青色のハイライト | 位置: 1,128
    仕事は五分、残りは「作業」


    オレンジ色のハイライト | 位置: 1,150
    どんな仕事にだって、「クリエイティブを要する場面」がある。そこに五分間だけでいいから集中する


    青色のハイライト | 位置: 1,334
    再三説明しているように、人間はスタート時にたくさんのエネルギーを要する。 それなのに、いやな仕事から先にとりかかると、必要以上にストレスが蓄積され、その後の仕事にも大きく影を落とすことに


    黄色のハイライト | 位置: 1,337
    楽しい仕事、面白い仕事から先に手をつけ、自分を勢いづかせることが重要なの

  • タイトルからは予想できなかった内容だが面白く読めた。参考になることたくさん。

  • 仕事は暇つぶし。まずは全力で目の前の仕事に注力せよ。辞めても生きていける力をつける。

  • 良くも悪くも普通の自己啓発本。極端な主張で読者を惹きつけている。

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著者プロフィール

1958年生まれ、岩手県北上市出身。明治大学政治経済学部卒業。
代表作に『ドラゴン桜』『インベスターZ』『エンゼルバンク』『クロカン』『砂の栄冠』など。
『ドラゴン桜』で2005年第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
現在、「モーニング」にて『ドラゴン桜2』を連載中。

「2023年 『アルキメデスの大戦(32)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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