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- / ISBN・EAN: 4571390737297
感想・レビュー・書評
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DVD
前編30分の製作ドキュメンタリー+後編1時間程度の本編
"実験"の割には手堅くまとまりすぎている気もするけど、小さくまとまったという結果自体が、リレー小説形式の脚本の成果なのかもしれない。
でもめちゃくちゃ面白かったんだよ。ちゃんとバーホーベンっぽさもあり、ホームドラマ感覚で笑いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半40分がドキュメンタリー、後半50分が映画本編…とDVDパッケージの裏面で知ってからレンタル。公募した脚本・ビデオのアイデアを寄せ集めて一本の映画にまとめる、という実験的作品。
前半のドキュメンタリー部分がとにかく楽しい。そして泣けた。
オランダ映画史上、ヴァーホーヴェンって本国で成功→ハリウッドでも成功したというただひとりの監督。ヨーロッパ映画全体で考えても、イギリス人監督だとちらほらいるけど欧州からハリウッドに進出して成功した監督って、ひと昔まえはかなり稀だったみたい(町山さんの『ブレードランナーの未来世紀』に書いてた)。
私の勝手な想像ですが、故郷に錦を飾るじゃないけど、この映画のプロジェクトってオランダ映画界の活性化みたいな意味もあるのかもしれない。
ハリウッド時代の最後の方、『インビジブル』とかも私は好きだけど、けして良い作品ではなかった。やりたい企画をやれない…とヴァーホーヴェンも嫌気がさしたようで、本国に帰って作った『ブラックブック』はとても面白かったし、ヴァーホーヴェンファンの間でも人気が高い作品でした。
前半のドキュメンタリー部分で、ヴァーホーヴェンがほんとに楽しそうにオランダで映画を撮ってて、観ててすごくほっこりする。と同時に泣ける。自分をあえて追い詰めて、創作の刺激を受けるようにするんだと。
私も歳を重ねて、その気持ちがすごくわかるようになってきた。若い頃は情熱だけでなんとか突っ走れても、歳を取るとなかなかアイデアを拾うのも難しくなってくるわけ。
「最初は簡単な仕事だと思ってたけど、集まった脚本の数があまりに膨大すぎて、すごく大変だと気づいたんだ」
のくだりに爆笑したw
後半は出来上がった映画本編。ヴァーホーヴェンには珍しくサスペンス、ブラックなホームコメディ…いや私が観てないだけで、初期のオランダ時代にはそういう作品もあったらしい。あと、ハリウッド時代の作品も全部悪質なブラックコメディだよね笑。
実験的な作品なので、もっとガッタガタな感じに仕上がるかと思ってたら、こじんまりとはしてたけど意外とちゃんとしてた。共演者の言にもあったけど、そうか、ヴァーホーヴェンってめっちゃマジメな人なんだ!と思わされた。
と同時に、しっかりとヴァーホーヴェン印の…いやヴァーホーヴェン汁の出た作品になっていて笑った。
マクガイヤーさんて方が『若人のためのポールヴァーホーヴェン全作ガイド』ってまとめてくれてて非常に面白いんだけど。
レイプ・ゲロ・ウンコ・おっぱい・ちんこ・売春・人体破壊・殺人・差別・同性愛・反キリスト
の11項目をチェックリスト化されてる。
……自分でもコピペしながらひでぇなと思ったが笑、それが俺たちのヴァーホーヴェンだからしょうがない。
(この映画『トリック』はそこまで激しくない、ひどくない内容なので安心してご覧頂けます)
ヴァーホーヴェン作品のおっぱい率は100%、それにはちゃんと理由があって『ショーガール』のレビューに書きました。今回もちゃんとおっぱいが出るから面白い。
そしてこの映画って、次の『ELLE』にちゃんと繋がってるじゃーん!とびっくり。『ELLE』がフランスのアカデミー賞に相当するセザール賞の作品賞を獲ったのは記憶に新しいところ。(因みに同年の監督賞はグザヴィエドラン)
イザベルユペールと原作の力が大きいと思うけど、芸術をちゃんと評価する国で、ヴァーホーヴェン作品が評価されたのは嬉しいかぎり。
リドリースコットが最近あまり良い作品を作れてないのと、なんか対照的な感じがしてます。 -
冒頭の4分のみ作製、後は応募の脚本で構成してゆく
という試みのドキュメンタリー&本編。
かのポール・ヴァーホーヴェン監督による企画モノ。
監督の腕力の力で纏め上げた感はあるけれど
それなりに楽しめます。
作品のテイストを踏襲することに心血を注いだという
ドキュメンタリー部分でのはなしがわかるかんじの
ウェルメイド感がかえっておとなしく
こじんまりまとまった感じがしてスケール感は乏しい。
再度言いますが、それなりに楽しめる作品にはなっている
とは思います。
ただ・・・人には薦めないかも。 -
2015/1/2 有名監督だろうけど…本編に入るまで長すぎる〜!マジ ドキュメント映画かと思った
思わず…ずっと 製作秘話みたいな特典でやればいいものを最後まで観せるのかと…早送りしてしまった。本編は本当に短い まあまあでしたが、
完璧にテレビドラマって感じでしたね〜ふ〜む。 -
鬼才ヴァーホーベン監督の新作!が冒頭いきなり監督自身が登場するドキュメンタリーになってて動揺した。さらに脚本を一般から公募しつつ撮影するのだ!凄いだろ!大変だ!的な前振りの割に、本編自体は地味にまとまった佳作的内容で期待はずれ。らしくないなー。そしてオランダの性は自由すぎるw
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本編短過ぎ!!笑
最後はこう来たか!?って感じやった(●꒪౪꒪)੭ु⁾⁾