トヨタの元工場責任者が教える 入門 トヨタ生産方式 (中経出版) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • とても分かりやすくトヨタ生産方式が学べる1冊です。海外赴任先でのトヨタ式導入の話もあり興味深かった。

  • TPSの基礎を学ぶために本書を購入。最初Amazonで電子書籍を購入したが、読みやすくて良い本だと直感したのでその後マケプレで中古本も購入。(新品は取り扱いがなかった、初版発行は2005年)
    新卒でトヨタ自工に入って、定年で退職するまでトヨタでキャリアを積み、台湾工場の副社長歴任の経歴もある著者。トヨタの中からの視点なので、実例とか当時の現場の温度感が読み物として面白い箇所がある。大野氏と鈴村氏が工場視察にやってくる時の現場の対応など、ただの昔の笑い話ではなく、今も似たような部分が若干あるが・・。付録として巻末に掲載されたTPS概略図が、特に参考になった。TPSを勉強するとジャストインタイムと自働化という二本柱の概念の下にある個別のメソッドの区分がわからなくなり混乱することがままあるが、そういった時にこの概略図を思い返して立ち位置とか意義を再確認するのに使えそうだ。ただ、著者も本文で述べている通り、TPSははじめから体系的に整備されたものではなく、原価低減のための生産現場の取り組みや知恵を、後からまとめると本書概略図のようにまとめられる、というだけで順番が異なることだけは留意する必要がある。
    台湾赴任時のエピソードも非常に面白かった。ビンローや挨拶の件など、TPSの実践的な内容にはあまり深く入っていないので物足りない人も読者にはいるかもしれないが、そもそもの基本ができなければその先の個別のテクニックなんて根付くはずがなく、今自分には海外赴任の予定はないが、来るべき時に備えて良い思考の事前練習ができた。

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著者プロフィール

医学博士。大阪市立大学名誉教授。いしい皮膚科クリニック院長。
1977年、大阪市立大学医学部大学院課程修了。1977年、大阪市立大学医学部附属病院皮膚科勤務。1978年、故山本巌氏に師事し漢方治療に取り組みはじめる。1980年、ユストゥス・リービッヒ大学(ドイツ)へ留学。1982年、大阪市立大学医学部附属病院皮膚科講師。1989年、大阪市立大学医学部附属病院皮膚科助教授。1995年、大阪市立大学医学部附属病院皮膚科教授。2006年、大阪市立大学医学部付属病院副院長(兼務)。2008年、大阪市立大学大学院医学研究科副研究科長(兼務)。2013年、いしい皮膚科クリニック開院。専門は皮膚アレルギー疾患、皮膚病の漢方治療、皮膚の健康と食。

「2021年 『瘀血をとって若返る!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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