白のファルーカ 5 (マーガレットコミックスDIGITAL) [Kindle]

著者 : 槇村さとる

• 集英社 (1989年2月23日発売)

感想・レビュー・書評

[あるふぁさんの感想 · 2018年4月22日]

世界選手権中なのにマイペースに観光を楽しむ樹里と恵。二人とも競技バカだけど、こういう寄り道ができる余裕があるから伸び代があるのか。一方の海堂。なぜ、このタイミングでそれを言う。今じゃないだろ。と、腹がたつ。「自分のせいだと思い込みすぎるな。反省するよりどう支えてやるかーだ」筒美コーチの言う通り、野良犬に噛まれたようなもんだ。「何ひとつ自分の思い通りになんてならない。それでもいい。たったひとつ。樹里の気持ちさえつかんでいられれば安心できるんだ」恵は基本甘ったれ。支えるのと甘やかすのを間違えるな。

著者プロフィール

1990年代には『ヤングユー』（集英社）など、大人の女性向け漫画誌に活動の舞台を移す。他に代表作として、テレビドラマ化された『イマジン』『おいしい関係』『Real Clothes』など。父親から受けた虐待のトラウマを35歳で克服し、その経験を綴った自伝的エッセイ『イマジンノート』を2002年に出版[2]。選択的夫婦別姓制度導入がなされないため、42歳で性人類学者のキム・ミョンガンと事実婚。愛知淑徳大学にて非常勤講師として年1回教鞭をとっている。

「2015年 『ホルモンがわかると一生楽しい』 で使われていた紹介文から引用しています。」