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感想・レビュー・書評
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ようやく読み終えた。だいぶ前に読み始めてあまり惹かれず放置していたのを気合いを入れて再読。ラーマが壮大過ぎて全くイメージができないところが難。後半はイメージしやすい対象が色々でてきたので探索冒険譚のように読めたけど前半は結構キツかった。淡々としていてドラマ性をギリギリまで排除しているところはクラークらしさがあり、好きでもあり物足りなさの要因でもある。今回は物足りなさが上回った感じ。ヴィルヌーヴが映画化するみたいなので楽しみです。
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オモシロさA級クラス!(『SFはこれを読め!』谷岡一郎著 より)
「2130年、太陽系に突如侵入した謎の物体は、直径20キロ、自転周期4分という巨大な金属筒であることが判明した。人類が長いあいだ期待し、同時に怖れてもいた宇宙からの最初の訪問者が、ついに現われたのだ!“ラーマ”と命名されたこの人工物体の調査のため派遣されたエンデヴァー号は、苦心のすえラーマとのランデヴーに成功、その内部へと入ったが…ヒューゴー賞ほかあまたの賞を受賞した名作、待望の改訳決定版!」 -
クラークが1973年に書いた長編SF。
基本的には、太陽系に侵入してきた〝ラーマ〟という円筒形(長さ50km直径20km)の物体内部を探検する話である。
話中の世界は、太陽系に人類が広がっていて、水星・地球・月・火星・ガニメデ・トリトンの代表が月で会議を開いて、〝ラーマ〟の探索に助言をしている。
実働部隊はノーマン大佐以下〝ディスカヴァリー〟の乗組員たち。みな軍人だが、個性的である。ノーマン大佐は二つの星に二つの家庭をもっているし、ローラは軍医でみなの健康管理をしている。宇宙キリスト教の信者もいれば、月面オリンピックにでたバイクが趣味のパク軍曹、船舶免許をもっているルビー軍曹など。それから手話で人間とコミュニケーションをして、雑役をするスーパーチンプたち。
彼らが、〝ラーマ〟の内部をさまざまな困難を乗り越えて探索する。初めは真っくらだったが、太陽に近づくにつれて、光がついたり、風が吹いたり、海水からメカが生成されたりする。〝ラーマ〟を恐れた水星が核攻撃に転じたり、いろいろあるが、最後に〝ラーマ〟は太陽の重力で方向転換をして去っていく。
〝ラーマ〟のなかで、文明は「情報」の形で保存されているが、これは『都市と星』にもみえるアイデアである。 -
オー、ムアムア・・・
ラーマはあと2つあるんですかねぃ。。