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感想・レビュー・書評
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植田正治さん、2冊目。
海外でもueda-choとして、有名な写真家さんらしい。
面白いとは思ったが、私が目指す写真とは違う創作写真の方。
主な被写体は、家族と鳥取砂丘だったよう。
奇しくも、これを書いている今日の夕方、ライブカメラを見たら、
砂丘は雪景色だった。
ずっと見たい、そして撮りたいと思っていた雪の鳥取砂丘なので、
調べたら、明日は7時からは雨に変わるらしいので、断念。
この本は、カメラ雑誌に掲載されたエッセイをまとめたものなので、
多少内容に繰り返しはあるが、言いたいことは、
アマチュアと呼ばれる身であろうが、プロと呼ばれる身であろうが、
写真への飽くなき探求、冒険心を忘れないでおこう!ということと、
写真は、楽しんで撮ろうと、そんなところではないかと思う。
後は、どこまでも、カメラの名機の追及。
私は、価格的に手が出ないこともあるが、重量的にも、
作品例を見ても、ボケの加減がAPS-Cの方が好みなので、
それに機器で写真を撮るものではないと思っているので、
そこら辺は、感想なく読み飛ばした。
ただ、フィルム写真の現像の楽しさを語られると、ぐうの音も出ない。
動物写真も好きなので、動物の目にピントの合う、動物の撮影に強いミラーレスが出たとの
ニュースには心揺らいだが(値段が高いことも)、これでは、写真を撮る楽しみがどこにあるのかと思った。
よくできた、スマホのカメラと一緒だ。
全部にピントが合い、すべてをオートにすると、オートフォーカスも素晴らしいらしく、
失敗がないカメラらしい。
例えば、一眼レフ初心者には難しい、戦闘機なども初めてカメラを使う人に渡しても
ミラーレスなら撮れそうだ。
今は、もう一眼レフの方がよいカメラだと思っている。
でも、ここでいう現像作業を終えて、自分の思う通りの1枚が出来上がった時の
嬉しさは苦労していない人には分からないという植田さんの言葉通り、
連写機能に頼らず、長い時間寒さや暑さの中で待機して、動物の目にピントを
シングルフォーカスで合わせて、それで何十枚失敗して、1日の取れ高が0枚や1枚の失敗を
重ねてきた私の方が、ここという迫力のある瞬間を捉えられるのではないかと思っている。
それに、植田さんのいう、現像作業は、
いま、PCでも似た様な作業もするので、
デジタル一眼レフカメラが、最高峰、かつ私は自分の愛機で納得しているのであった。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あのファンタジーのような作品から、寡黙な人なのかと思っていた。でも、こんなにも熱く写真を、カメラを語る人だったとは。