忌録: document X [Kindle]

著者 :
  • A.SMITHEE
3.58
  • (26)
  • (46)
  • (46)
  • (14)
  • (3)
本棚登録 : 439
感想 : 53
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (306ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 紙媒体では難しい怖さが感じられた。
    『みさき』急にアレがきた現れた時は、スマホ放り投げそうになるくらい心臓に悪い!
    ありがちな失踪ではなく、根を辿った先の真相が…そっちかと。。

    『綾のーと。』
    話自体の怖さは特にない?んだけど、気づいたらネットストーカーのように自分も場所特定しようとしたり、文章からパスワード探そうとしたりしいた。誘導されてるわけじゃないのに、自分の行動に怖くなった…場所自体は実際にある建物とかだから、ミスドや建物の特徴探して検索して、のめり込むとやめられない怖さがストーカーみ感じる…
    電子書籍だから、すぐ画面切り替えて検索出来るのも狙ってるのかな。

  • 怖かった。
    お札の画像なんてあの手紙読んだ後で見る勇気ない。見ないように選択できて良かった…
    個人的に忌録(仮)が一番よくわからなくて、綾のーと。が一番わかりやすく怖かったかな。
    綾のーと。は、幽霊よりもブログ主の食事が段々と質素になっていくのがリアルで心に来た。最初は外食してたのにお米をしばらく食べてないとか、卵かけご飯が贅沢とか。
    最後オチらしいオチがなくてこれで終わり?と思ったけど、そういうモヤモヤを残す所が考察を捗らせるんでしょうね。
    ネットで考察をいくつか読んだけど、やっぱり謎が多い。

  • おもしろかった〜〜〜〜!
    芦花公園先生とはこの本で出会った。
    気味悪くて最高だな!

  • 「みさき」を読んだ事があり、本の評価も高かったのでkindleで購入して読了。

    「みさき」は神隠しの話と思いきや、他の方の考察を読むと違う解釈が載っており、そうなのかもと思う。
    「光子菩薩」は、私もお札を見ることはできなかった。怖すぎ。
    「忌避(仮)」は、ちょっとした仕掛けがあるとのことで注意して読んだつもりだったが分からず。他力本願で他の考察などもっと読んでみようと思う。作者はやはり三津田信三さんなのか?
    「綾のーと。」は、引越し先が曰く付きの部屋だったと言う、よく見る内容だが、実際にblogが存在し、パスワードやら特定の人だけが見られるコメントやら、こちらが働きかけることで真相がわかるかもという気持ちになり、現実に侵食してくる感じ。

    どの話も、本の中の出来事だと思って読んでいると、不意に現実のこちらに手を伸ばしてくる事があり油断できなかった。
    また、すっきりする解釈がなく座りが悪い。「みさき」も、神隠しでない説ですべて説明できるかというと、もっと突っ込んで知りたい部分も出てきて、ネットであちこちの解釈を読み漁ることになる。結果、自分のリアルが本に侵食されている。

  • (Amazon Prime Reading にてレンタル)
    「恐い」とか「怖い」だけじゃなく、全篇が「忌まわしさ」と「禍々しさ」に満ちた作品。
    明確なストーリはなく、モキュメンタリーらしく資料や証言がとりとめなく淡々と綴られていて、そこに一々違和感と据わりの悪さを覚えてしまう。
    一読しただけだと頭の中が疑問符だらけで、何度か読み返しつつ、色々な人達の考察を読むのが楽しい。

  • 実話怪談という体裁なのだが実際に実話怪談なのだろうか。そこが少し疑問がのこる。
    しかし怖い。終わりの方へ行けば行くほど怖いやつが収録されている。
    資料や画像、見取り図などが収録されているところなどは、ホラー版87分署といった感じ。

  • こわかった。気持ち悪かった。
    嫌な気持ちになった。
    最高。怖い話なんてこれでこそよね……
    でも映像だったら絶対見たくないです。本は最高。

  • ホラー小説と呼んで良いのかどうか。延々と解釈ゲームが出来る怪作。
    提示されるのは資料類のみ。読み手はそれを取っ掛かりに、何が起こったかを類推していく事になる。最後まで正解及び資料をまとめた作者の意図が提示されない為、自分なりに腑に落ちるところで解釈してしまうしかない。
    奇妙な事件や資料に、どこまでオカルトが介入していると考えるか、はたまた、どこまで人間の手によるものであると判断するか……。パズルのごとく、頭の中でこねくり回すのが非常に楽しい。
    電子書籍ならではの読ませ方も工夫されており、一読の価値はアリ。

  • 2020.09.24読了
    2020年の⑳
    Kindle Unlimited
    実際の地名やテレビ番組名、販売されている商品の写真などが登場し、ドキュメンタリーの様を呈しているので、実話なのか創作怪談なのかわからず、常に不安な気持ちが離れなくてすごく怖かった。

  • 実話風?実話?
    じわじわくる怖さだった。光子菩薩の札は怖くて見れなかった。
    謎が残されてる部分も多いので、だれか考察してくれるのを待ちたい。

阿澄思惟の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
又吉 直樹
伊坂 幸太郎
羽海野 チカ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×