戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版 [DVD]

監督 : 白石晃士 
出演 : 大迫茂生  久保山智夏  白石晃士 
制作 : 原啓二郎 
  • アルバトロス
3.73
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本棚登録 : 59
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4532318408422

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  • 訪れた人が皆発狂してしまうタタリ村を訪れた投稿者からの不可解な現象が記録された映像を元に、工藤たちは劇場版制作のため道玄と科学者の斎藤雅彦、崖っぷちアイドル小明を加えたゲスト3人とともにタタリ村に向かった一行。
    しかし、ゲストは次々に倒れ、ついに工藤たちだけが残される。
    下山した工藤たちは、タタリ村について調査を開始、
    そこで旧日本軍が極秘に秘密兵器「鬼神兵」を研究・開発していたことを突き止める。
    鬼神兵元関係者の家で、シリーズ第2作に登場した「先生」が鬼神兵の研究者の子であること、工藤の両親もまた研究・開発に関わっていたことを知る。
    再びタタリ村に向かった工藤たちだが、その行く手に先生が立ちふさがる。
    先生を倒し、市川がその死体を切り刻むと、工藤たちは異界に飲み込まれ、市川は死んだはずの先生の手によって首を落とされる。
    異界の空間から出た工藤は、幼い自分自身と若き頃の両親に出会う。
    鬼神兵の製作を中止するように説得する工藤だが、両親は聞き入れずに失敗。
    逆上した工藤は、自らの手で両親を刺殺してしまう。
    市川の力を借りて元の世界に戻った工藤と田代だが、既に鬼神兵は復活しており、工藤は呪いの髪飾りの力を解放し巨大化。鬼神兵に立ち向かう。
    「戦慄怪奇ファイル コワ過ぎ!」シリーズ劇場版。
    「コワ過ぎ」シリーズ史上最も恐ろしい事態に、突入する。
    入った者は発狂するか謎の死を遂げるタタリ村の謎に旧日本軍が開発した秘密兵器があったり、次々に亡者に引きずり込まれたり恐ろしい展開が連続する。
    異世界の秘密を知る「先生」の正体や工藤ディレクターの過去など、シリーズ全作の謎解きがしっかり織り込まれている。
    シリーズ最強最怖の事態に、工藤の乱暴ぶりにも拍車が掛かり、旧日本軍の秘密を握る関係者を拉致し金属バットでしばき情報を得たりなど暴走するし、クライマックスの鬼神兵と巨大化した○○のバトルも含めて、白石晃士監督版「進撃の巨人」ミーツ「コワ過ぎ」という感じの怪作。

  • 白石晃士監督の同名のドラマの続編(厳密には違うのですけれど)にあたるホラーモキュメンタリー作品です。とにかくこのシリーズは自然な演技と小道具が凝っていてかなりリアルな出来になっています。時折挟まるCGの浮き加減が逆にいい味を出しています。

著者プロフィール

白石 晃士:映画監督。1973年生まれ、福岡県出身。石井聰亙『水の中の八月』(1995年)に制作進行として参加した後、自主制作作品『暴力人間』(1997年/共同監督:笠井暁大)を完成させ、ひろしま映像展’98で企画脚本賞・撮影賞を受賞。翌年、『風は吹くだろう』(1998年/共同監督:近藤太)がぴあフィルムフェスティバル’99準グランプリを受賞する。2000年に矢口史靖に抜擢され『ウォーターボーイズ』のメイキング監督をつとめ、2005年『ノロイ』で劇場作品デビュー。以降、フェイクドキュメンタリーの手法を使った作風が評価され、2012年からリリースを開始したオリジナルビデオシリーズ『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』では、ホラー映画ファンを中心に大きく話題を集めた。ほか劇場公開監督作として、『オカルト』(2008年)、『タカダワタル的ゼロ』(2009年)、『シロメ』(2010年)、『超・悪人』(2011年)、『カルト』(2013年)、『殺人ワークショップ』(2014年)、韓国との合作『ある優しき殺人者の記録』(2014年)などがある。

「2016年 『フェイクドキュメンタリーの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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