子どもを伸ばす父親、ダメにする父親 (角川oneテーマ21) [Kindle]

著者 : 高濱正伸

• KADOKAWA (2014年5月15日発売)

感想・レビュー・書評

[kuwatakaさんの感想 · 2020年12月17日]

小学校中学年までのお子さんを持つお父さんに向けた本。

母親が家族の中心にあり、母親がご機嫌であれば家族の誰かが多少のトラブルに悩んでいてもそれに向き合えるだけのレジリエンスが働きやすい、という考えはその通りと思う。つまり父親は妻ファースト。「妻の安定」のためにできることを常に念頭に置き、できるだけのことをする。

そして子供らと一緒に（できれば彼らの関心事に沿って）夢中になること。その過程で思考力や社会性、倫理、道徳、大局観などの考え方、言動、行動などを背中でもって見せることが重要、とのこと。

後半50%くらいは著者の経営する学習塾の課外イベントの宣伝とも公式サイト内の代表者ブログみたいな、散漫とした内容が長かった。

著者プロフィール

高濱正伸（たかはま　まさのぶ）：
花まる学習会代表。1959年、熊本生まれ。東京大学農学部・同大学院修了。
学生時代から予備校等で受験生を指導する中、学力の伸び悩み・人間関係での挫折と引きこもり傾向などの諸問題が、幼児期・児童期の環境と体験に基づいていると確信。1993年、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、小学校低学年向けの学習教室「花まる学習会」を設立（現在は年中〜中学生）。2015年より、佐賀県武雄市で官民一体型学校を開始。著書多数。

「2022年 『マンガとクイズでまるごと覚える！４７都道府県地理カード』 で使われていた紹介文から引用しています。」