誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち (集英社学芸単行本) [Kindle]

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  • 親から虐待を受けて施設に保護され、里親のもとで生活する被虐待児のその後の成長。
    親からまともにしつけられないと
    風呂で身体や髪の毛の洗い方もわからない、
    トイレでお尻のふきかたもわからない子供が
    いることに衝撃だった。
    正しく躾けられないと
    「人」にはなれないんだ...

    母親なら誰でも子供を愛するなんて嘘。
    でも子供は母親を愛する。
    どんなに母親を愛しても、欲しても
    母親に愛してもらえない子供。
    悲しすぎる。

  • ニュースで知る虐待事件は、あくまで結果として出てきた表面的な情報だということがよく分かりました。どのような環境で子供たちが生きてきたかや、子供たちの状態、また母親になった女性のリアルな話など、問題の難しさを感じました。虐待を受けた子供たちに家族の温かさを知って欲しいと強く思いました。

著者プロフィール

黒川祥子(くろかわ・しょうこ)
ノンフィクション作家。1959年福島県生まれ。東京女子大学卒業後、弁護士秘書、ヤクルトレディ、業界紙記者などを経てフリーランスとなる。おもに事件や家族の問題を中心に執筆活動を行っている。2013年、『誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち』(集英社文庫)で第11回開高健ノンフィクション賞受賞。その他の著書に『熟年婚 60歳からの本当の愛と幸せをつかむ方法』(河出書房新社)、『「心の除染」という虚構 除染先進都市はなぜ除染をやめたのか』(集英社インターナショナル)などがある。


「2018年 『県立! 再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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