絶深海のソラリス (MF文庫J) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 序盤のラブコメ感やセクハラ描写などがかなり寒かった。
    2014年発刊ということで、この10年で世の中も自分もかなり変わったなぁと思う。今の若い子、この感じを受け入れてくれるのかな?

    地の文の一人称三人称混ぜこぜだったり描写だったりがいま1つだったが、話としては割と面白かった。ただ、絶望的な話かというと…。10年前は斬新だったのか…?なんかもう色々忘れてるな。
    続編も読んではみる。

    フルメタルパニックの戦闘描写ってめちゃくちゃわかりやすかったんだなあ。

  • 定番のラブコメかと思いきや、実はホラー&パニックもの。SOS信号を受信し、海底の秘密施設へ救助に向かった特殊能力者たち(生徒と教師)が化物に襲われる話。
    ラノベとしては珍しく、やろうとしていることも面白いのだが、いかんせん荒が目立つ。

    まず二次遭難が発生した場所に、生徒を連れて救助に向かうという選択がありえない。
    完全新規のファンタジーワールドではなく日本が水没した未来という設定なので、救助に関するノウハウが現代より劣るとは考えにくい。こうなると悲劇を演出するために作者が無理矢理救助に向かわせたようにしか見えず、読み手としては冷める。

    そして筆力が足りない。
    海底や水没都市の描写、施設内の移動時や戦闘シーン。あらゆる箇所で筆力不足を感じる。ホラー度が高まってきた頃にスキルの説明が長々入るのも雰囲気台なし。
    ジャンル的にラノベではあるが、ホラーやるなら筆力はある程度必要だと考える。

    後は欲を言えば、不穏な空気をちょくちょく匂わせるのではなく、まどマギのように一気にホラーへ舵を切ったほうが面白かったんじゃないかと。匂わせ回数が多すぎて、じわじわ恐怖をあおられるというより、「まだはじまらんのか」という気持ちが勝ってしまった。

    題材はそそられただけに色々もったいない。

  • (拡散希望)個人的続編希望度No. 1。
    海洋SFラノベ。前情報なく読んでほしい一作。
    出来れば2巻まで。

    (個人調べ)購入者満足度は高そうなのに、
    なぜ続編出んのだ。

    10年以上たって続編出ることもあるので、
    期待はしている。

  • ものすごく大絶賛されてて手にした一冊。
    面白くなくはない…しかしこういったら失礼だけどべりーラノベ?もう一歩書き込んでもらって、想像してもっとゾッとしたかった〜!って言ったら、贅沢過ぎって怒られるだろうか。

    一言で言うと閉じ込められた系深海バイオハザード的バトル、ほぼ9割が美少女だぞ!てなもんなんだけど、ある程度ネタバレして読んだせいかショックも薄く。登場人物各々の能力が中途半端だし(まあ訓練生ということになってるんだけど)、クリーチャーの造形もあまり書き込まれてないし、海底施設や深海の描写がぼやっとしてるしでこう、頭の中で想像して怖がることができなかったんだねえ〜

    残酷さでいうと、訓練生がモンスターうじゃうじゃの深海の密室牧場に閉じ込められたらまあ、そうなるだろうねと、流れにはやむを得ないかなあ、と、納得しちゃった。

    ただこの主人公が結構な能力もってる?はずなんだけど18歳という若さのせいなのかもう、歯痒さカンストです。
    くだくだ後悔ばっかしてるけどこのレベルに15歳の訓練生を5人も任せることが異常じゃないのかなあ、モンスターがいなくても、かつ水使いと言う能力者であってもさあ。なんて、組織論やリーダーシップ論に立って物申したくなってしまった。いかんいかん。

    まあ続編もあるようなので、それ自体が陰謀だったのです!シャキーン!みたいな展開かもしれないしね。さて、続きを読むか。


    (しかし何度も言うけどこの主人公の男子の魅力がミリもわからん。そしてこれ、ちょっと男子に都合よくできすぎちゃいないかね。公私混同・セクハラ・贔屓のしたおしなのにほぼ全員から矢印向いてるんだけど…男性ウケの方が良い作品なのでは、とかすこし捻くれたくもなる。ぶつぶつ)

  • 鬱展開に次ぐ鬱展開はまさに絶望としか言いようのない代物。続刊が途絶えた今でも、私の中でのこの一冊の存在感は計り知れないです。

  • ラノベなので、気軽にハードルを下げて読むからなのか、後半のサスペンスは秀逸だった。ガワは典型的なラノベだけど、アクションもテンポが良くて、強引すぎず、最後までSFとして楽しめた。

  • 深海での戦いを描いたパニックもの。まったく関係のない襲撃に巻き込まれていく主人公たちの理不尽さが色濃く描かれていた。激しい戦い、残酷な描写が緩やかな日常、美しい海の風景と対比的に描かれている。魅力的な作品。

  • 後味は良くない。ミスト系の終わり方。
    どこかで見たような聞いたような設定の寄せ集めではあるが、キャラの個性的で最後まで飽きさせない展開で面白かった。

  • 天然な幼馴染みにツンデレエリート、セクシーな先輩、と美少女ラノベ要素てんこ盛りな出だし。しかしそれも中盤くらいまでで、その後は怒濤の海洋パニック展開。ラノベ的展開を裏切るストーリーで、面白くないわけではないのだけど、手放しに「面白い!」と言うのが憚られる感じではある。
    とりあえずソラリスの謎とか不明な点がたくさんあるので、次巻以降ではそっち方面の書き込みも期待したいな。

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