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- / ISBN・EAN: 4988113829922
感想・レビュー・書評
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元々は王女を記事にしようと企み下心満載で近づいたジョーだけど、写真は新聞社に出さなかった。売りつけていれば一攫千金だったのに、たった一日一緒に過ごした中で恋に落ち、その気持ちや思い出を大事にしたかったんだな。実らない恋というのもまた良い。
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67年前の作品ですが、王女様と共同通信社のライターの1日限りのアヴァンチュールストーリーです。
現代における落ち物女子恋愛物の根っこも根っこ。
この作品を基礎に現代のアヴァンチュール作品が出来たといっても過言ではないでしょう。
たった一日限りで普通の女子に戻ってローマでデートを楽しむわけですが、夢の中にいるような非日常であまりに格差ある二人が恋心を抱くも愛をはぐくむには障壁が多すぎて胸に秘めたものとします。
王女の生活に帰ったアンが記者のどこの首都が一番お気に召しましたか?という質問にどこの街に「ローマ。なんといっても、ローマです。私はこの街の思い出をいつまでも懐かしむでしょう。」と応えますが、このシーンにカタルシスを禁じえないと思います。 -
何度も何度も観るうちに、とてつもなく繊細で突飛用紙もなく大胆な映画であることに驚きます
今回はアン王女の心の動きを注意しながら観ていたのですが
結局映画全体に引き込まれ目的など忘れてしっかり楽しんでしまいました。
実際に執筆していたダルトン・トランボの作品をもっと観たくなりました。 -
お姫様と新聞記者の数日間の恋。出会うはずがない、結ばれるはずがない、二人の恋を扱う作品はよくある。男女の関係は、大統領とメイド、敵対国同士など様々だが、非現実さを軸に進み、引き離そうとする様々な壁にぶつかりながらも恋の力で乗り越え、最後には結ばれるという展開は殆ど同じ。
本作の好きなところは、最後は結ばれることなく、お互いの世界に戻っていくという現実的な終わり方にしていること。もちろん、こうした終わり方の作品は少なくない。しかし、悲しみでない爽やかな悲しさの余韻を漂わせつつ、これで良かったのだと二人が納得している点が他の追随を許さない。
ひとり会見会場を歩く主人公が振り返るが視線の先には誰もいない。その時にみせる表情は、軽く笑っているがどこか悲しさが漂う。このラストシーンが最高。
結ばれない二人と言えば「マディソン郡の橋」「イングリッシュペイシェント」を思い出す。素晴らしい作品で嫌いではないが、冷静に捉えれば不倫映画。ドロドロしていて、別れた後、ずっと後悔し続けた二人が想像できてしまう。「これで良かったのだ」という爽やかさにちょっぴり悲しさをブレンドした感情を巧みに表現した「ローマの休日」。恋愛映画のベストオブベストだ。 -
金曜ロードショーにて。
温故知新。部分的にTVなどでシーンを見ることはあっても、まともに一度も最後まで観たことがなかった作品。
なるほど、最初からエスコートデートしたわけではなくて、なんとなく~だったのか。そこは想像と違ってて面白かった。ストーリーは単純だが、だからこそ何十年経っても変わらない共感を得ることができるのかも。
カメラマンの人、記者の友達のようだったけど、あれせいこれせいと無理を通されて言いなりだったなぁ。弱みでも握られてるのかと思った。
新吹替は話題になっていたけど、自分的には満足。早見さんも浪川さんも実力のある声優さんだし役にも合ってもいたと思う。特に浪川さんは今の歳でこそ。年相応にやれる役になったなぁと(偉そうだけど)。あと10年若いときだったら多分ダメ出ししてた。
関さんはイケボすぎてカメラマン声負けしてたよ。 -
永遠の輝き。
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オードリー・ヘプバーンが可愛いのはわかった。ズバ抜けてる…。見てわかるのすごいな。
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オードリー・ヘップバーンさんの代表作。
かなり昔の作品だけれど、ローマの街並みやオードリーさんの美しさで観ているだけで異世界へ運んでくれる、まさに観ている人にとっても「ローマの休日」が楽しめる秀作です。
アン王女が「ローマの休日」を楽しんだことで王女としての自覚を持ち、人として成長したこともわかるし、けっこう奥深い物語だったりする。
色々な楽しみ方ができる作品だと思いました。