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感想・レビュー・書評
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1話と2話は面白かったが、3話は少し分かりにくく、冗長かな、と。探偵やら友人やら、長い。だが、この作家はこういう幻想感のあふれる物語作りがとにかく緻密で面白い。
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舞台は精神科の入院病棟、表題はフリークスの連作。一見デリケートな問題に無神経なタイトル、悪いイメージを持つ方は多いかと思います。
ですが連作の共通したモチーフから表題は古典映画トッド・ブラウニングのフリークス へのオマージュである事が読み取れます。この映画は決して差別的な視線で作られてはおらず、作中でフリークスと罵倒されるのは健全な体でも歪んだ性根を持つ者たちです。他にも夢野久作や江戸川乱歩へのオマージュが各所に見られ、丁寧な作り込みは決してデリケートなモチーフを見せ物的に扱ったものではありません。
自ら作り出した檻で、犯した罪より決して逃れる事の出来なくなった者達の作品群。舞台や表題から敬遠してた方オススメです。
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