すべての男は消耗品である。VOL.13: 2012年5月~2013年9月 大いなる幻影 [Kindle]

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  • 村上龍電子本製作所
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感想・レビュー・書評

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  • あれあれ。村上龍が消耗品になってしまった。
    『すべての男は消耗品である』はVol 1とVol 5 を読んでいた。
    それなりに、村上龍らしい表現があり 気に入っていたのだ。
    ひさしぶりに読んでみようと Vol 13 を読んだ。
    くり返される 60歳になった ということで、
    『わかもの』への愚痴と『面倒』という言葉。

    村上龍のエッセイのよさは 下品な文章で 挑発するところが
    魅力だったのだが、『おまんこ』という言葉さえなくなった。
    なぜか、オスでなくなっている。中性化している。
    村上龍が オスでなくなったら 男は消耗品である
    というより、人間は消耗品という 話になってしまう。
    いいおじいちゃんに なり始めているのだ。

    時代を見る目も 研ぎすまされたものはなく、
    批判というものではなく、『よくわからんなぁ』という感じ。
    父親への想い出だけが やっと エッセイになっている。
    もう このシリーズは 書かない方が いいと思うよ。
    やる気のない文章は 読みたくない。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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