すべての男は消耗品である。VOL.13: 2012年5月~2013年9月 大いなる幻影 [Kindle]
- 村上龍電子本製作所 (2014年6月16日発売)
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (95ページ)
感想・レビュー・書評
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あれあれ。村上龍が消耗品になってしまった。
『すべての男は消耗品である』はVol 1とVol 5 を読んでいた。
それなりに、村上龍らしい表現があり 気に入っていたのだ。
ひさしぶりに読んでみようと Vol 13 を読んだ。
くり返される 60歳になった ということで、
『わかもの』への愚痴と『面倒』という言葉。
村上龍のエッセイのよさは 下品な文章で 挑発するところが
魅力だったのだが、『おまんこ』という言葉さえなくなった。
なぜか、オスでなくなっている。中性化している。
村上龍が オスでなくなったら 男は消耗品である
というより、人間は消耗品という 話になってしまう。
いいおじいちゃんに なり始めているのだ。
時代を見る目も 研ぎすまされたものはなく、
批判というものではなく、『よくわからんなぁ』という感じ。
父親への想い出だけが やっと エッセイになっている。
もう このシリーズは 書かない方が いいと思うよ。
やる気のない文章は 読みたくない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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