本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (309ページ)
感想・レビュー・書評
-
亜愛一郎シリーズ、最後の事件簿。終わるのは寂しいけど、大満足の最終回、あっぱれでございました。
■赤島砂上
まさかの全裸。
■休憩の楽園
乱歩の鏡地獄を思い出した。
■歯痛の思い出
赤木かん子のアンソロジーで読んだので飛ばし。かなり面白かった記憶あり。
■双頭の蛸
黄戸静夫編集長の雑誌登場。取材記事を読み物として面白くするために、冴えない現実を記者が脚色する様が最高に笑える。東京の雑誌出版社に手紙を送る地方の少年…櫻田智也『蝉かえる』の「ホタル計画」はこれのオマージュだったのかな(だとしても本家の方がずっとふざけている←どちらも褒めてる)。
■飯鉢山山腹
名前しか知らない「千代之介」と「次郎左衛門」のどちらかに嫁げと言われたら「千代之介」を選ぶしかなかった、という奥さんの言い分が面白い。
■赤の讃歌
昆虫学者の朝日響子先生ふたたび。亜、阿佐、朝日、旭名の四人で浅日向さんの元を訪ねるという遊び心。
■火事酒屋
江戸落語風味。
■亜愛一郎の逃亡
これまでの感想がすべてふっとぶほどの衝撃の終幕。まさかこんな大団円が用意されているとは思わなかった。しかしこれをわかってから思い返すと、あちらこちらに仕掛けがあった気がする。電子書籍を買ってあれこれワード検索したい…!! -
普通の素人探偵ものだと思って読み始めたが、登場人物の名前からして、かなりユーモアを含んだ謎解き小説であった。一つひとつの謎もかなりユニークで面白かった。
画像検索してくださいましたか!思いを共有できて嬉しいです。
『転倒』のあの人は、あいさまではない、別の人物を...
画像検索してくださいましたか!思いを共有できて嬉しいです。
『転倒』のあの人は、あいさまではない、別の人物を描いている説も捨て難い、むしろその方が自然か…?といまだに思っています笑
「引退公演」、それこそ寂しくなってしまいそうで、読むタイミングをはかりかねていますよ。
111108さん、そうなんです、毒入りチョコレートのときも。『狼狽』は創元の文庫版だったのですけどね。
「ブクログでみなさんのレビューで見たのと違う!」という驚きがままあるので、図書館ライフも面白いです笑
確かに別の人物説、それですよ。収録作の中の犯人の一人なのかな、なんて(笑)
この表情、ある意味芸術的...
確かに別の人物説、それですよ。収録作の中の犯人の一人なのかな、なんて(笑)
この表情、ある意味芸術的なのかもしれませんが…
それから、akikobbさんの図書館、素晴らしいと思います。
私、そもそも創元推理文庫以外に、亜愛一郎シリーズあること、知らなかったので。貴重品ですよね。
確かに、絶版本も気軽に手に取ることができて、良いですよね。今回借りた本なんかは、最後のページに懐かしの貸出票?や図書カード入れ...
確かに、絶版本も気軽に手に取ることができて、良いですよね。今回借りた本なんかは、最後のページに懐かしの貸出票?や図書カード入れが貼り付けたままになっていて、昭和60年の日付が書かれており、アナログ時代の名残りをまとっていました。