愛と死の詩集 [Kindle]

  • グーテンベルク21
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感想・レビュー・書評

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  •  訳者がD・H・ロレンスの全詩業から、59編を選んで訳出した詩集である。
     読んだ小説「息子と恋人」、「チャタレイ夫人の恋人」(旧訳)が合わなかったと前にに書いたけれども、結局、この詩集も僕を満足させるものでなかった。読了に月日が掛かったのは、そのせいである。
     ホイットマンの影響を受けたという、説教臭さ、デリカシーの無さだと思う。僕は北原白秋や、戦後「荒地」派の詩を好んで読んだ。
     D・H・ロレンスは生涯、性愛の哲学を叫び続けたと翻訳者は書くけれども、性愛は人生の最大部分ではないと、僕は考える。
     旧いイギリスで、炭鉱夫の息子に生まれた彼が、抑圧と貧困から脱出するために、世に反抗した事は、わかる気がする。

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著者プロフィール

一八八五年、イギリス、ノッティンガムシャーに生まれる。二〇世紀イギリスを代表する作家。代表作に、『息子と恋人』(一九一三年)、『虹』(一五年)、『恋する女たち』(二〇年)、『翼ある蛇』(二六年)、『チャタレー夫人の恋人』(二八年)などがあり、世界中で翻訳されている。評論にも優れ、『アメリカ古典文学研究』(二三年)、『現代人は愛しうるか 黙示録論』(三一年)などがある。

「2018年 『麗しき夫人 D・H・ロレンス短篇選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

D・H・ロレンスの作品

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