巣鴨プリズン 教誨師花山信勝と死刑戦犯の記録 (中公新書) [Kindle]

著者 :
  • 中央公論新社
2.50
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (362ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 巣鴨プリズンの教母師に焦点を当てて、この教母師の心の内と、巣鴨にいた戦犯たちについて書いた本です。
    巣鴨プリズンという、「中」のことを書くことで、影絵のように「外」つまり国民のことを書いた本でもあります。
    あの戦争は一体何だったのか。戦犯だけの責任か。戦犯が死刑になったらそれで終わりか。
    巣鴨プリズンについて知識を得つつ、あの戦争について考えるにはいい本です。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

 1937年、東京都生まれ。毎日新聞社に入社、社会部、地方版編集長、メディア編成本部長などをつとめ、定年退職後ノンフィクションの著作活動をつづけている。2006年刊行の『逃亡』(毎日新聞社)で第54回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。
 主な著書に『新聞報道と顔写真』『巣鴨プリズン』(ともに中公新書)、『金の船ものがたり』『天に問う手紙』(ともに毎日新聞社)、『ニュース記事にみる日本語の近代』(日本エディタースクール出版部)、『江戸川柳で現代を読む』『熟年介護日誌』(ともにNHK出版)、『私の戦後は終わらない』(紀伊國屋書店)など。

「2017年 『満州開拓団の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林弘忠の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×