日露戦争史 20世紀最初の大国間戦争 (中公新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 著者の言ではないが、
    >>日本軍は、ヨーロッパ大陸で発展してきた軍事理論を
    >>創造的に発展させ、陸軍と海軍を巧みに結合して
    >>新しい時代の軍事戦略を展開したと高く評価した
    とキャッチアップが上手いのは戦後の復興に始まったことではないな~と。そして肝心なのはその後なのだと痛感。
    「守破離」のどこで息詰まるのか、、、

    この戦争自体は色々評価はあるのでしょうが、本書を読む限りは泥仕合な様相。2度やって日本が勝つかは不明。

  • 坂ノ上の雲を四だのは数十年前。kindleで安売だったので、つい購入。

    講和条約を結ぶ段階になって、ロシア側が交渉決裂も辞さないとする間に、日本の樺太占領作戦は進行し、樺太全土が日本軍によって占領されたが、このときから四○年後に、日本はソ連軍によって、利息をつけた形でこの一連の動きに対する報復を受けるのであるが、この時点では知る由もなかった。

    特筆すべきことは、日露戦争の歴史を検討する委員会が設置され、そこで膨大な資料が集められ、一九一○年に、非常に詳細で、軍部に厳しい戦史が編纂されたことである。これは、奇妙なほど分析姿勢を欠いた日本の公式の戦史と著しい対照をなしていた。

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授

「2017年 『黒海地域の国際関係』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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