大平正芳 「戦後保守」とは何か (中公新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 再読。前は戦後政治史の知識がない状態で読んだのでわからない部分も多々あったが、知識を入れ解像度を上げた状態で読むと非常に興味深い。一見凡庸な人柄の中から卓越した知見が垣間見える。
    経済発展を謳いながらどうしてもナショナリズムを捨てきれない福田中曽根、机上のリベラルに走りすぎる三木、行動力は素晴らしいが悪く言えば無秩序な角栄のちょうど中点に立つ現実と理想の程よいバランスをとる大平の思想はこれからの日本の行き方を考える上でとても大切な材料だと思う。

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著者プロフィール

獨協大学教授

「2015年 『第二の「戦後」の形成過程』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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