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- / ISBN・EAN: 4907953063068
感想・レビュー・書評
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一言でいうと、The青春。
色々言い訳しながら、日々を自堕落に生きている二人(ウィズネルと主人公)。
自分のことにはめっぽう繊細だが、人とかかわる部分では、めんどくさいことはしたくないし、楽したいし。自意識は十分過剰で、自分はすごいと思っていたり、評価がされないことにイライラしたりおびえていたり。
10代後半や20代前半のころは、この映画の主人公たちのように、本当に心がふわふわしている。それは今から考えるとほんとうに幸せで輝いている時なのだけど、その時はそのときなりに悩んでいる。
主人公の2人、ウィズネルのおじさん、葉っぱ売りの男、のキャラ(演じている俳優たち)が非常に立っていて、上記の雑多でふわふわした空気をよくだしている。
映画は、ゆるい雰囲気で、5分おきくらいに、クスっ笑える(あくまでイギリス的にすこしアイロニーが入ったような笑い)。
ラストは、二人の主人公が別々の道に歩み出す。
この二人はもう会わないのではないかと思える。
青春の貴重な時間(うだうだと悩んでいられる時間)は、有限で、すぐに終わってしまうということ、人と人の関係の移ろいやすさ。本当に大切と思っていてもなくなってしまう関係もある。
ということを感じた。
1969年の設定なので、ロックがたくさんかかってて、やはりこの時代くらいまでのイギリスロックは名曲ぞろいだなと思った。オープニングがプロコルハルムの青い影のカバーかな?
ウッドストックも終わり、ヒッピー文化が終焉していく雰囲気が、”もう若くない”主人公たちが、大人にならざるを得ない、状況と二重写しになっていたと思う。 -
〜2015
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ストーリーはあってないようなもの。じゃがいもと鶏肉が食べたくなる映画。あとウナギ。
ゲイ男性に迫られて必死に言い逃れる「僕」がめっちゃかわいい。ウィズネイルは全編通して可愛い社会生活不適応者。芸術をやる人間の滑稽な悲惨さを描いてると思う。
ラストで画面向こうに歩み去ったウィズネイル役の人は今でもまあまあ訳者として活躍し、シラフで駅に向かっていった「僕」役の人は全然見ないのが、なんか面白い。 -
囁いて喋るのはやめてくれ…もうやめてくれ…って思いながら観た。海外でカルト的な人気があるらしいけど、これはわたしの感受性なのか、文化の違いなのかは分からないけど、これっぽっちも内容が理解出来ないまま終わった。
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どこで知ったのか記憶がないのだけれど、いつか見てみたい映画にストックしてあった。ジョニーデップが死ぬ前に観たい映画に選んだとか。ほんとうにだめなやつらでぐっだぐだできったなくてほんとダメでそわそわするけどかわいい。曲がめっちゃ良い。