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感想・レビュー・書評
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1.久しぶりに農業関係の本が読みたくなり、理解しやすそうな簡単な本をと思い手に取ってみました。
2.日本の農業を経済学の視点から述べていくことを目的としています。現場というよりは、トップからどのような手段をとっていくかということに重きを置いています。
内容も、当時批判として流行った農協の存在や補助金のバラマキのやり玉にあげ、市場主義に基づき、輸出や直販を展開させることで農家を稼げるようにしていく論理が展開されています。
しかし、全ての農家がそうするわけではなく、農家にあった戦略をとっていくことが重要であり、そのための支援ができていないのが今の政権だということです。
3.特に目新しいものもなく、当時はやったことを復習した感じでした。
現場を見てる人間としては、いろいろ思うところがあります。安定した経営をしている農家もいるのですが、それは、市場や小売店との良好な関係を築けたり、直売所で信頼を得ることができた一部の農家(契約農家)だということです。ただ、全般的に言える問題としては、農産物は買い叩かれやすく、理想の値段では販売できないことです。
このような状況で消費者ができることはシンプルに国内農産物の買う割合を増やすことに尽きると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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