闇に香る嘘 [Kindle]

著者 :
  • 講談社
3.33
  • (0)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (239ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 久々に本格的なミステリを読んだ気分。

    突っ込みどころがほとんど無い。布石がすべてキレイに回収され。無駄な文章がなくミステリとしては完璧だ。

    ただし、終盤のネタバレラッシュまでは読むのが辛い。主人公が盲目というだけで、何を信じれば良いのかわからない。そして、登場人物がドンドン出てくるし、それぞれの人物の立場が紛らわしい。さらに、伏線貼りまくりで記憶に止めようとすると疲れてしまう。

    我慢して我慢して一気にスカっとするのがミステリの醍醐味だろうが…。読書力のない人には勧めづらい所で✩ー1。

  • 途中でオチは気づいたので、推理小説としてはいまいちかな。でも、全盲者や中国残留孤児については、よく取材してあり、その微妙な心理も真に迫るものがある。その意味では、すごく勉強になった。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1981年、京都府生まれ。2014年に『闇に香る噓』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」国内部門2位、「このミステリーがすごい! 2015年版」国内編3位と高い評価を受ける。著書に『生還者』『難民調査官』『真実の檻』『失踪者』『告白の余白』『緑の窓口 樹木トラブル解決します』『サハラの薔薇』『法の雨』『黙過』『同姓同名』『ヴィクトリアン・ホテル』『悲願花』『白医』『刑事の慟哭』『アルテミスの涙』『絶声』『情熱の砂を踏む女』『コープス・ハント』『ロスト・スピーシーズ』などがある。

「2023年 『ガウディの遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

下村敦史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×