パーソン・オブ・インタレスト 〈サード・シーズン〉 コンプリート・ボックス (4枚組) [Blu-ray]

出演 : ジム・カヴィーゼル  マイケル・エマーソン  タラジ・P・ヘンソン  ケヴィン・チャップマン  エイミー・アッカー  サラ・シャヒ 

• ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

感想・レビュー・書評

[よーこさんの感想 · 2016年3月6日]

怒涛の展開なサードシーズン。
中でも中盤からのHRとの決着、カーターの死、サマリタンの登場、と序盤からは予想も出来ない程の超展開ぶりです。
特にカーターが辛かった。
その後のジョンも辛かったです。
ジョンとカーターのキスシーンで嫌なフラグが立った様な気がしていただけに…。

そしてすっかりメインメンバーなショウが格好良すぎて素敵です。
誰と組んでいても面白い。
一番好きなキャラになりました。
そして敵対していたルートが仲間入りするのも今シーズンの大きな動きですね。
ルートだけはどうしても好きになれなかったのですが、ファスコとの掛け合いが結構面白くてそれ程嫌に感じなくなりました。
そしてサマリタン起動。
どうなるのか、シーズン４が楽しみです。

[sehuhei14さんの感想 · 2014年11月8日]

人気シリーズもいよいよシーズン3です。シーズン1シーズン2で舞台を整え、本シーズンで物語は大きく動き始めます。
本シーズンからマシーンに陶酔する天才ハッカー、ルートと元ISAエージェントのサミーン・ショウをレギュラーメンバーに迎えより複雑で奥行きのあるストーリーが展開されました。

本シーズンのストーリーアークは2つ
・HRとの決着
・もうひとつの人工知能サマリタンをめぐる攻防

前者は2シーズンかけて描かれてきた犯罪組織HRとの最後の戦いとなり、シリーズ初の7～9話の複数話に渡って放映されました。そしてその決着にはとても大きな犠牲を払いました。カーターが最期まであくまでも法の正義を信じて正しいことをしようとする姿に胸を打たれます。。
続く10話では前話で起きた悲劇を受けてそれぞれが過去を思いだし、行動を開始します。為すべきだったことをしようとする者、それを思い留まらせようとする者、遺志を汲もうとする者。ファスコが自分の想いを叫ぶシーンは印象的です。そしてラストに現れるイライアス。彼がHRに止めをさすシーンは痺れる格好良さです。

チームは一度崩壊しかけましたがそれを乗り越え、そしてついにもうひとつの人工知能サマリタンが現れます。開発したのはハロルドの大学時代の友人アーサーでハロルドと同様に政府から開発を依頼されていました。ハロルドがマシーンを完成させたことで凍結されましたがマシーンを失った政府と民間諜報機関デシマテクノロジーの間でサマリタンの争奪戦が繰り広げられ結果的にデシマがサマリタンを手に入れました。マシーンはルートやハロルドを通してサマリタンの起動を阻止しようとしますがシーズンフィナーレで完全に起動してしまいチームはテロリスト扱いにされて散り散りになってエンディングを迎えます。

本シーズンは今までに比べてSF色が強くなってきたように感じます。個人的には非常に楽しめましたが、本国では大きく視聴者数を減らすなど苦戦していたようです。
収録されている映像特典によれば今後の展開はギリシャ神話やローマ神話のような構造を考えているそうです。神話では不死の神々が配下の人間を使って相手を殺そうとします。シーズン4では２つの人工知能マシーンとサマリタンを神々に見立て、それぞれの陣営の人間達が勢力争いをしていくのでしょうか。ジョンとハロルドの二人のシンプルな人助けにも期待したいです。
何にしてもサマリタンの監視の中で始まるシーズン4が楽しみです。