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感想・レビュー・書評
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ようよう上巻読了。下巻を読み通してから感想は書くとしても、やはり素晴らしい。小林秀雄は諸行無常はただの意匠に過ぎぬのようなことを言うが、その意匠はやはり動かしがたく作品を包んでいる。肉体の動きを活写しようなどとは、作者も思ってはいないだろうが、しかし、いきいきと作中人物が動いているのは確かだ。
明るい無常という、生きた形がある。
武士がいよいよ死と向き合うのが、それが都落ち。だから巻七は名場面が多い。なかでも忠度都落ちは白眉。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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