秋の牢獄 (角川ホラー文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 夜市の方が全体的に面白かったけど、こちらもまあ良し。同じ日をループする話は他でもあるけど、現実世界の「死」とループ世界の「死神的な存在」が同じ意味を持つのかも。そういった存在があるからこそ、日々を大切に生きるという。
    家が出現して閉じ込められる話はいまいちだったけど、え、ずっとそっち側にいたいって思うんだ、と意外性があった。
    魔法使いの少女の話は最後がもったいない。もうちょっと先まで欲しかった。

  • 表題作と二話目は良かったけども、
    三話目かわいそうだった。

    「秋の牢獄」
    タイトルの付け方が面白い。
    「生きる」という意味を考えさせられた。
    『夜市』もそうだったけども、ゾッとするけど、ホラーというよりは、ファンタジーっぽい。

    「神家没落」

    タイトルは伏線だった。
    何を言ってもネタバレになりそう…。そんな話し。

    「幻は夜に成長する」

    これはホラーですね。
    かわいそうなお話しだった。

  • 深い話とかはないけど、淡々とした非日常の書き方が上手い。

著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞してデビュー。直木賞候補となる。さらに『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(後に『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。その他の作品に、『南の子供が夜いくところ』『月夜の島渡り』『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー』『無貌の神』『白昼夢の森の少女』『真夜中のたずねびと』『化物園』など。

「2022年 『箱庭の巡礼者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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