- Amazon.co.jp ・電子書籍 (269ページ)
感想・レビュー・書評
-
【欲しいの心理】
A.広告とは製品に文化的遺伝子をくっつけて商品にするメソッド
B.危機回避の本能からか、ヒトは動いているものを目で追ってしまう。
C.商品こそが広告の主役であり、コピーも、ビジュアルも、全てクリエイティブ要素は商品を担ぎあげるために存在する。
D.表現がネガティブだと商品もネガティブな印象になってしまう。失敗例)ソニーノベータマックス、セガのドリームキャスト
E.ヒトは物事を特徴で認識し、その特徴を肥大化させてることで記憶に定着させる
F.ヒトは感覚で買い、理屈で納得する。ジョセフ・シュガーマン
G.「妻を娶らず、子どももうけず、その生涯を〇○に注いだ」。〇○には、音楽だったり文学だったり演劇だったり宗教だったりが入ります。そして、彼らは自分の作品を「子ども」と呼んだりもします。そういう心性からも文化的営みというものが生殖活動の代替行為であることを感じ取れるでしょう。
H.カクテルパーティー現象:騒がしいパーティー会場でも特定の人との会話ができるのは、それ以外の人の声や音楽を情報として遮断しているから。この脳の動きを「選択的注視」「選択的無視」とよぶ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「でも「ウケる広告」と「売れる広告」がほとんどつながっていない状況を、この不況下のいまでもほったらかしのままでいいとは思っていないのです。」
人間は、情報を個別に解釈するわけではない。きちんと文章を覚えるわけではない。否定の否定は、否定のまま認知されてしまう。そして、記憶に残るかどうかは、それに気持ちが揺さぶられるかどうかである。笑いのもつ力は強い。
著者は、コピーにヒネリが必要だと言う。しかし、違う著書では、コピーにヒネルは必要ないと言う。どちらも正しいのだろう。 -
広告に関わる3つのフェーズ(認知、記憶、購買)と3つのツール(言葉、マーケティング、コミュニケーション)で解説。
この本を読み終えると、今まで何気なくTVのCMや雑誌広告を見聞きしていたものが違って感じてくる。
決して広告の作り手になることは無いけど、理性と本能をバランス良く考えて仕事に取り組まないと。 -
広告をつくるには、何を考えるか。
著者の経験、ニューロマーケティングなどの視点から語る。