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感想・レビュー・書評
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前半の米中の対立の様相、人民解放軍(というよりは人民解放軍海軍PLAN)の概要、ASBの意味合い等の説明は参考になったが、最後の米中戦争のシミュレーションは、まあしょうがないんだけど、現実性が余りなく、読んでいてもへーとしか感じられなかった。
また、シミュレーションの結果に基づく自衛隊への教訓についても、予算の増額が期待できない中で陸から海空に予算を配分していくべきだという月並みなもので、正直わざわざ読むべきほどの内容ではなかった。
自衛隊の中に古い考え方が残っていると批判するのはそれはそれで間違っていないが、しかし今の予算規模を前提に、今後も軍事力が強大になることがわかり切っている中国に対して、ちょっとやそっと装備のネットワーク化・近代化を図ることが本当に有効な対抗策なのかなーと非常に疑問に感じる。
とは言って何をやればいいのか思いつくこともなく、読んでもやもやした感じしか残らなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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