- Amazon.co.jp ・電子書籍 (223ページ)
感想・レビュー・書評
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o.
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2015/5
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私は作品に対しては興味は示すが、制作者側に対しては無頓着、さほど興味は示さない方が多いが、本書を読んでますます庵野秀明という人物に興味が湧いてきた。何があって、そして何が起きてエヴァが生まれ、行き着いたのか?庵野秀明の合成人格から出来たキャラ、オナニーショウな自己解体、自己言及、自己追及からの創出。世には魂が込められた作品が存在するが、エヴァは紛うことなきそれであったのだ感じられた。これはいい作品ほど多方面から興味が湧きだし、これを知ったら次の物事が知りたくなり、また次また次と興味が尽きることなくまた湧き出てくる。これが面白い。楽しいのだ。
アダルトサヴァイヴァー、アダルトチルドレン
強迫観念、変わりたいが変われない自分、物語の原動力=変化≒成長で収束に向かうが、それが破綻している。でも、物語は終わらさないといけない、話の結末を作らないといけないで変わるのは怖い、成長は苦しい、痛い、怖い、逃げたい、でも、逃げられない。でも、今の自分も好き。それでも変わらなければ。こんなもん頭がおかしくなりますよ。で、そこに甘い逃げ道を提示されたらどう転ぶかは明白で、ああなると。エヴァの本当の終焉は庵野秀明がどう変われるかによって決着がつくのではないかな?でも、新劇製作の時は結婚してんでしょ?変われなかったのか?子供が出来たらどうなっていたんだろう?
オタク嫌いで思い返したが、旧劇場版で冒頭でシンジ君にオナニーさせたの嫌がらせか?現実を見ろ、見つめろ、自分に籠るなって言ってあんた籠ってんじゃんって言われてうわーーって矛盾。
惹きつけようと色々とあの手この手で嘘や演技をして拱いて…これを作品に活かしたらエンターティナーなんだけど、現実だとただ面倒くさい人なんだよね(笑)面倒くさいけど、なんだかんで愛されてる庵野秀明氏であった。周りの人達はいい人たちだよ。いい人に恵まれておる。うん。あとは、ボロカスに言われているQとマンガ版を残すのみかぁ。