マルドゥック・スクランブル(3) (週刊少年マガジンコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 因果応報

  • 冲方丁もどこかに士郎正宗の影響をがっちり受けている残滓があちこちに散らばっていて、オマージュなのかパクリなのかが正直微妙。はさておき。レアの「あたしの頭をイジリやがったわね!!」はバトーさんの「俺の目盗みやがったな。」に通ずるものがある。と、個人的には思っている。「お前の言う人間性にしがみ付く行為にいったい何の意味があったんだ?」サイボーグ化、ドーピング。戦争には不可欠なアイテムの向こうには、歪んだ「人間性」があるっていうのも型どおりすぎではあるが。

  • まず3巻まで。今やすっかりヒットメーカーとなった冲方丁、その出世作のコミック化。わりとハード目な原作に比べ、柔らかい絵柄は想定外で少し違和感があった。だけど、2巻過ぎたくらいからは気にならなくなる。原作の雰囲気を壊すことなく、それでいてしっかりと作画側のテイストを入れ込む、と言った感じでうまいことバランスが取れている。原作の忠実なコミカライズ、というには少しずれるが、悪くないと思う。

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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