黄昏さんの感想
2014年10月18日
覚醒したネコとヴァルキュリアとの戦いがメイン。 アンチマターだマイクロブラックホールだといった訳が分からない武器を使っての戦闘になり、良太の知恵と工夫が全く生かしようがなくなってしまっているのがちょっと残念。 また、第1巻オープニングの思わせぶりなシーンがようやっと登場し、それがどういう状況であったのか明らかになるが、最初にそのシーンを見たときに期待したほどの意外な真相も状況もなく、ちょっと拍子抜けな感じ。 正直この真相だったら、わざわざ1巻冒頭に持ってこなくてもよかったんじゃないかなと思う。 と、非難ばっかりだが、不満はあるものの内容的には楽しめた。 まだ11巻以降も続くようなので、1巻冒頭のシーンが示唆するような、ネコ達魔女を生かすべきかどうかに関して良太を苦悩させる展開と、それに対する良太の解答を読ませてほしいと思う。
会社員時代を経て、2000年にヤングジャンプ増刊漫革にて読み切り『エルフェンリート』でデビュー。代表作は『エルフェンリート』、『ノノノノ』、『極黒のブリュンヒルデ』、『君は淫らな僕の女王』(原作担当)など。2019年現在、ヤングマガジンにて『パラレルパラダイス』を大好評連載中。趣味はガンプラを作ること。 「2019年 『SDガンダムスペシャルアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」