東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」 (中経出版) [Kindle]

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  • KADOKAWA / 中経出版
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感想・レビュー・書評

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  • 「本当におむつ売り場の横にビールを置いてみようというのは、納得してからでないとやらないと思いますが、コンピューターは納得とか腑に落ちるとかは関係ない。」

    人工知能の可能性についての談話。会話形式で話が進んでいくので読みやすい。また、会話の中にポップカルチャーも登場するので親しみやすい。

    section16に「見逃される権利」という概念が登場する。これは、小さな罪を犯したとき、人は見逃されることが許される、という考えである。データ解析が発展すると、どんな小さな犯罪でも補足することができるようになる。そのときに、小さな罪をも取り締まるのは正しいのか、良心に任せるべきではないか、という意見が出てくる。

    これは、明白な誤りだと私は考える。犯罪は小さくても犯罪だ。小さな犯罪を許せば、いづれは大きな犯罪に発展する。犯罪は、小さな芽の段階から摘まなければならないのだ。

    ほかには、自動運転における責任の所在、が面白かった。

著者プロフィール

1953 年、新潟県五泉市生まれ。1978 年東京教育大学教育学部芸術学科(彫塑専攻)卒。1989 年、毎日新聞社主催・毎日郷土提言賞富山県優秀賞受賞。
著書に『新潟街角の芸術̶̶野外彫刻の散歩道』(新潟日報事業社,1987)、『富山の野外彫刻』(桂書房,1991)

「2015年 『パブリックアートの展開と到達点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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