愛されなかった時どう生きるか 甘えと劣等感の心理学 PHP文庫 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 今の自分のことを言い当てられている…そんな錯覚に陥りました。
    完璧主義な自分の心を見透かされているかのような、そんな感覚に。

    読みながら、過去の事実を思い返して。
    あの時の自分の無意識な一言が、もしかしたら相手を傷つけていたのかも…と、思いました。
    心から反省しています。
    でも、もうその言ってしまった言葉は取り消せない。
    だったら、これから相手に対する言葉遣いや態度を見直そう。
    そう、思いました。

    そして、自分に正直に生きよう、と強く思いました。

  • £4

  • 親の愛(ここでは主に承認のことだと思う)を得られなかった子供は人に隷属的になったり、支配的になったりと人間関係に支障をきたすと言うのが論旨。著者自身が親に認めてもらえず搾取されてきたために他人に対しても同じような扱いを受けてきたことに対する個人的恨みつらみの部分が多かったように感じる。
    時代もあるかもしれないが、母親は子供を愛して認めるべき、たとえ父親がダメでも母親さえしっかりしていれば。。と言われてもではどうすれば良いのかはあまり具体的にはない。

    正常な人間関係を築くにはまず親の愛を得ること
    それが得られなくてもそれを受け入れた上で自立すること
    それができなければ神経症になって人間関係に支障をきたす
    言いたいことはわかったがそれだけではないのでは?という疑問が残るし、どう生きるか、と言うタイトルではあるが生き方はあまり示されていない。

    「愛着障害」でいえば不安型にのみ焦点を絞っていると言える。回避型で色々諦めてはいるが生きづらいタイプの私にはあまり参考にならなかった。

  • 心が弱っているときに読み進めるには少し辛いかも 何故生きるのが辛くなるのかということは丁寧に書かれていますが、愛されなかった現実の受け入れ方については少し物足りなく感じました

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著者プロフィール

1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科を修了。元ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員。現在、早稲田大学名誉教授。
主な著書に、『自分の心に気づく言葉』『心を安定させる言葉』(以上、PHPエディターズ・グループ)、『心の休ませ方』『自分のうけいれ方』『不安のしずめ方』『自分に気づく心理学』『やさしい人』『絶望から抜け出す心理学』(以上、PHP研究所)、『なぜ、あの人は自分のことしか考えられないのか』(三笠書房)、『心と体をすり減らさないためのストレス・マネジメント』(大和書房)などがある。

「2023年 『ブレない心のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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