シリーズ最終章。
上巻からたびたび挟まれていた古代っぽい時代の話がどうストーリーに関わってくるのかと思っていたら、まさか電子世界の中に存在する人々だったとは!ガニメアンがいるから共生の世界へ向けて丸く収まったという感じ。地球人だけだったら確実に皆殺しもしくは隔離で終わったんだろうなと思った。
ガニメアンの遺伝子的な性質とはいえ、甘すぎないかな(競争心的な意味で)とずっと疑問だったけれど、共生を目指す人たちがいないといけないということも事実で、ガニメアンの善性が嫌いにはなれない。
個人的には前作の方が好みだった。